朝、新幹線で向かった先は、品川駅から京急線で2つ先のこちらへ
六行会ホールで行われていた
の千秋楽を鑑賞するため。
ライブハウス、ライブシアターっていう感じです。
8列目くらいのど真ん中。
部屋の一室で物語は進んでいくのですが、冒頭からテンションの高い演技。
コメディと聞いていたので、スロ―テンポなイメージがあったのだけど
妻でシンガーの女性と、芸能プロダクションの男性のやり取りから
ものすごく長い言い回しと膨大な台詞に所狭しと動く登場人物に釘づけになりました。
ブラックという名の通り、隠し子を連れて昔の女が出てきて困る俳優と、
同じく、昔の男にゆすられてそれぞれが殺人事件を起こすんですが…
面白いです。
テンポイイし、ステージ上の登場人物が同時に起こすリアクションや、
表情ひとつが細かいし、どこみても面白い。
しかし、下條さん、ゆっくりなイメージをナレーションなどから思っていましたが、
あの語り口調でも、早口で畳みかけるような台詞を話しても違和感ないですね。
不思議でしたが、とても見やすかったです。
さて、肝心なお目当ての藤重さんは妻の作曲家の先生。
劇中、新婚のヒロインの妻にお祝いを歌ったり、劇中歌を生ギターで演奏するなど
彼の持ち味を生かしたいい役だったなーと思いました。
シゲマニアファミリーとしては
これを見たくてきたんだなーと実感。
終盤、SFという筒井康隆の原作らしい要素が入って不思議ワールド感もありましたが
若手?大御所の24人が入り乱れての舞台は圧巻でした。
面白かったなー。
再演もしてほしいけど、
終演後に、原作の本も読みたくなりました。
写真は、パンフレット。
他に生写真も販売してましたが、売り切れ。
通販をお願いしていきました。
再演があれば、是非、見に行ってほしい作品でした。