現在小5の息子の中学受験、小4〜小5春までを振り返って思うこと。こちらの続きです。




  振り返って思うこと

先の記事にも書きましたが、ゆるめの塾に通わせるのは親としても覚悟のようなものが必要でした。世の流れは長時間化にオプション上等、「前倒し学習」&「難化」ですからね。


ここで大事にしたのは、強固な基礎があれば応用問題には対応できる!という視点でした(私は偉そうに語れる立場ではありませんが、周りの優秀な人を見ていて常々感じることでもあります)。


例えば、速さの問題を「はじき」で作業のように公式に当てはめていては、テストで点数が取れても、基礎や思考力は築けません。しかし、その公式の成り立ちを自ら描き、はじきを使わずに解を導けるならば、勝負の土俵に立てるはず。そして、その力は中学受験の有無にかかわらず、この先の思考力の強固な土台となる。


私がわが子にも大切にしてほしいと思っているのは、公式を自ら導出する力、つまり自分の頭で徹底的に考える時間。そして、自身の土台となる基礎作りを甘く見ないでほしいということです。問題をこなす消費ではなく、投資的な学びに染まってほしい。こんな視点でわが家は塾選びをしていますが、当てはまりの確からしさはわかりません泣き笑い



ついでに…私は公文算数や算盤を好ましく思っていません(私の好みではないというだけで、通われている方を否定する意図はありません)。その理由は上のとおり。


公文は公式に当てはめる色が強く、考えるというより反射的に答えを出しかねないと私が感じているから。算盤は工夫して計算する視点を奪いかねない点で、私の好みではありません。いずれも本人次第ですが、息子は誘惑に負けそうです。


息子は進学くらぶ(動画講座)から離脱したレベルの甘ちゃんですが、成長の段階は人それぞれ。算数は思考力を鍛えるのに最高の学問だと私は思っているので、考える算数を追求してほしい。いつかモノにしてくれたらいいのですが。



この1年を振り返って思うのは、なんとなく有名な塾に通わせるとか、なんとなく勉強させるとか、オプションに申込むとか、中学受験における一般常識から外れる勇気を持ってよかった、ということです。親も子も大変ですが、懲りずに試行錯誤していきます。



  志望校

移住により、志望校選びから再スタートです泣き笑い (小4秋というタイミングで引越そうなんて考えた母はどこのだれ?)。地方時代は国立と私立で4校しか視野になかったのが、関西圏は《約150校》あるというカオス。


ここから、女子校や中高大一貫校などを除き、該当偏差値帯で学校を見ると数はガクンと減りますが、兵庫?大阪?奈良?京都?どうする??


いずれも通おうと思えば通える距離だし、今は賃貸暮らしなので、多少の居住地変更も可能。ということで、学校の基本情報に加え、入試日程と、午前受験・午後受験の移動時間などを含むデータベースを自分で作り、組み合わせをシミュレートできるようにして眺めています(暇人)。


先日は高槻中の説明会に行き、GWには灘中の文化祭に出向きました。その足で、神戸大学附属、甲陽学院、六甲学院の校門前にも行ってみました。神戸の学校は(わかっていたけど)坂道が尋常じゃない煽り西宮の学校は平地で通いやすいけど、海沿い×海抜1mで津波リスクあり(ここは偏差値の心配も…笑)。6年間通うので、安全面も考慮して絞り込んでいきたいと思っています。


今月は西大和と北嶺にも行く予定です(北嶺は北海道)。距離感のバグはいつものこと。


またレポートします飛び出すハート