先日赴いた薔薇園で目を奪われた薔薇の花の品種を紹介します。

 

 定番の深紅よりもやや軽やかさを感じさせる色調の花を咲かせたピカソ(Picasso)と名付けられた品種です。

 

 

 薔薇と言えば刺々しく角ばったシルエットのものを想起しがちですが、やや丸みを帯びた咲き姿に心惹かれました。

 イギリスを作出国とした四季咲きの品種ですが、見頃の時期が短い上、咲き初めの時期に激しい雨風に晒されるとすぐに花弁が散ってしまうことから、薔薇園に足繫く通ってもなかなか開花の様子に遭遇できなかったのですが、今回ようやく観賞できました。

 

 

 花びらの裏側が白いのが特徴です。

 

 私のお気に入りの薔薇は一記事ではまだ紹介しきれないほどあり、そのうちの一種がフランスを作出国とするマチルダ(Matilda)です。

 

 

 大ぶりの花で、淡い桃色と白色とがグラデーションを成し、優雅な印象を受けます。

 控えめな色調に反して形状の主張が強く、存在感を放っていました。

 

 散策した日は風が強かったので、風が吹き付ける度に大ぶりの花が一度に揺れる様を見ると、生花の良さを改めて感じました。

 一枚一枚の花びらが散りゆく様子や、直接手を触れずとも視覚のみで以て感じられる花びらの柔らかさは造花では再現できそうにありません。

 

 秋薔薇は全体的に春に花を咲かせた時よりも香りが控えめだった気がします。

 

 

 

 話は変わりますが、先日、百貨店のChristian Dior(クリスチャン・ディオール)で美容液マスカラベースのディオールショウ マキシマイザー 3Dを購入してきました。

 

 

 期間限定のショッパーを頂いて、百貨店でお買い物をしても商品を裸で渡されることが珍しくなくなった昨今、とても嬉しくなりました。

 久々に店頭を訪れ、初対面の美容部員の方に担当していただいたにもかかわらず丁寧な接遇を受け、暫くDiorのコスメから離れていたのですが、これを機に定期的に通うことを決意したほどです。

 アイシャドウやパウダー系統は完全にCHANELに移行していたのですが、Diorの商品も視野に入れて選んでいきたいです。

 

 美容部員の方の対応が心地良いものだと、商品を選ぶ時の高揚感も違ってきますし、百貨店の近くまで足を運んだ時にふと脳裏を過り店頭まで向かう意識にも繋がります。

 真心を込めた対応こそが一番のお洒落なのかもしれません。

 

 

 【本日のピアノへの取り組みについて】

 

 ・バッハ インヴェンション全15曲

 ・バッハ シンフォニア第11番 ト短調

 (ここまで各1~2回ずつ通しただけ)

 

 ・リスト 愛の夢 第三番 変イ長調

 ・その他(スケール・アルペジオ・半音階)

 

 昨日から興味本位で眺めていたリストのラ・カンパネラの譜面の音取をしていると、冷やかし半分で始めた行為が次第に本気になってきました。

 

 

 第42小節から左手が旋律を担う構成になっているのですが、第43小節に早速8度超の同時打鍵が要求される箇所が出現します。

 この楽曲が練習曲であることを考えると、高速アルペジオで演奏するのが筋なのかもしれませんが、私は右手を使うことをすぐに実行してしまいます。

 

 本気で練習に取り組むつもりはなく、あくまでも興味本位で覗き見する感覚で楽譜を入手したので、あまり全体を真剣に確認していなかったのですが、左手も跳躍する楽曲なのだと初めて知りました。

 

 この金属的なcampanella(鐘)の音の質を視覚化すると、寒くなりつつある季節のイルミネーションの煌めきになると感じたので、暫く練習することになるかもしれません。

 

 

 11月にしては暖かい日が続いていましたが、本日11月8日は立冬でこれから冷え込みが激しくなりそうなので、心温まる場所や人に積極的に近付いていこうと思います。