先月から、旧友や親戚など気の置けない仲の人達と久々に会う予定が立て続けに入っており、非常に充実したひとときを共有する機会が多くなりました。

 コロナ流行以来お会いする相手ばかりで、非常に懐かしく、私自身も以前の感覚を少しずつ取り戻してきました。

 

 親戚の集まりの中にはアメリカに移住して滅多に帰国しない人も参加しており、10年ぶりの再会となりましたが、移住前からの関係の積み重ねのおかげで長いブランクが有っても当時の感覚と今の社会情勢とが入り混じったような、初対面の相手と接している時とは全く異なる感情を抱いています。

 

 

 添付写真は、先日、爽やかな秋空の下に広がるコスモス畑を散策した時の様子です。

 写真では判りにくいのですが、大人の身体がコスモスの中に埋もれるかのような見事な咲き乱れ方で感動しました。

 

 

 最近では、コスモスを摘み取って持ち帰ってよいコスモス畑も多いようで、植木用の鋏を持参している方々が散見されました。

 マスクを着けずにコロナ流行前のような自然体で散策していると、制約から解放されたような歓喜に満ちていることを実感。

 

 2020年までの生活の積み重ねの中で慣れていたはずの感覚を取り戻すことに違和感を覚えつつも、幸いな事に私は再び外出を堪能する生活を送っています。

 

 

 ところで、積み重ねと言えば2024年以降始まるつみたてNISA従来のNISA(非課税口座)制度iDeCo(個人型確定拠出年金)ついて日常的に話題に上ることが多くなったように感じます。

 所用で金融機関の窓口を利用すると、必ずと言って差し支えない程につみたてNISAの勧誘を受けるのですが、既に私は証券会社にてNISA口座を開設しているので1人につき1口座の制度を理由に毎回丁重にお断りせざるを得ません。

 大抵の金融機関ではつみたてNISAのお勧めをされるのですが、このつみたてNISAiDeCo(個人型確定拠出年金)の制度は毎月の積み重ねを原則としており、積み重ねによる複利をメリットとして挙げられることが多いように感じられます。

 

 人間関係もピアノの練習の成果も、日々の積み重ねの集大成だと捉えていたのですが、ここで言う積み重ねとは単純合計ではなく、複利の考え方に近いと感じることが非常に多いです。

 

 若い頃、友人が「貯金とダイエットは毎日の積み重ねの賜物」と言っていたのを思い出し、彼女の言っていた積み重ねとは複利の概念の事だったのではないかと今更ながらに考えています。

 

 

 

 【本日のピアノへの取り組みについて】

 

 ・バッハ インヴェンション全15曲

 ・バッハ シンフォニア第11番 ト短調

 (ここまで各1~2回ずつ通しただけ)

 

   ・ショパン 即興曲第1番 変イ長調

 ・リスト 愛の夢 第三番 変イ長調

 ・その他(スケール・アルペジオ・半音階)

 

 久々の記事更新で取り組んでいる楽曲が変わっている事にお気付きの方もいらっしゃると思いますが、私のピアノ曲への取り組み方は複数の口座を作ってメインバンクを決定していない資産運用の仕方に似ており、リスク分散という観点に於いては非常に優れているように思えますが、どれも開発途上にあります。

 

 「リスト 愛の夢 第三番」の音色に拘りだすとそれだけで1日が終わってしまいそうなので、他の楽曲にも着手したいのですが、ピアノに関しては老後に備える必要もなければ何かに使用する目的もないため、気楽に取り組んでいます。

 

 ピアノの練習の場合、毎日一定量の練習をしなければ、つみたてNISAやiDeCoの停止後の再開のようにブランク明けに停止前の状態からそのまま継続することができないのが難しい所でもあり、面白いところでもあります。

 更に言えば、毎日一定量の練習をしても練習の質や量によっては現状維持すら危ういのがピアノの練習です。

 ピアノを再開した約3年9ヶ月前、ピアノの実力を所有する事は失われていく若さを維持する感覚に近いと捉えていたのですが、今ではその認識は変わり、別の方向性での楽しみ方を見つけています。

 

 

 日々多忙な中、ピアノの事を考える時間を捻出できるうちは精神的にゆとりがあるのかもしれないと思いながら記事投稿を重ねていこうと考えています。

 今後とも宜しくお願いいたします。