台風が接近中ということもあり、夜になると涼しさを通り越して半袖では肌寒さを感じることもある日になりました。
添付写真は、以前薔薇園で観賞した天津乙女という品種の薔薇です。
淡いクリーム色の色合いが穏やかな印象を与えているように感じられます。
薔薇の中でも作出国が日本の場合、アメリカやドイツと比べて原色が薄れた淡い色合いであることが多い気がします。
諸外国の方々によると、日本の街並みにはパステルカラーが多用されているように感じられるそうですが、淡い色合いを敏感に感じ取れる感受性は日本人に古来から備わっている才能なのかもしれないと思いつつあります。
昨今、Instagramの流行に伴い、原色や存在感のある物が日本の街中にオブジェとしてディスプレイされることが多い中、淡い色合いの大輪の薔薇の花の群れを目の当たりにするとどこかしら安心感を覚えます。
最近では、日常生活の中で、色から様々な情報を感じ取ることが案外多いと感じています。
日付が変わって9月7日、白露を迎えましたので、秋の味覚を掲載しておきます。
梨とりんごの組み合わせですが、この時期の梨はシャキシャキした歯ごたえで非常に美味しくいただけます。
台風が多かった今年の夏は収穫高に影響を及ぼしたと思いますが、今のところ無事市場に流通しているのでありがたく購入できます。
果物が大好きな私は農園の皆様に感謝しております。
梨はサラダなどの加熱しない料理全般に汎用性の高い食材なので、レシピを考えるのも楽しみです。
【本日のピアノへの取り組みについて】
・バッハ インヴェンション全15曲
・バッハ シンフォニア第11番 ト短調
(ここまで各1~2回ずつ通しただけ)
・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調
・ショパン 即興曲第1番 変イ長調
・その他(スケール・アルペジオ・半音階)
ピアノの練習についてですが、以前記載していたショパン スケルツォ第1番の速いパートの流れを表現する事に困難を感じたので、一旦、以前から興味の有ったショパン 即興曲第1番を例にとって流れを表現するための練習法を考えてみました。
前々から興味を持ちつつも本格的な練習をしたことがないショパン 即興曲第1番ですが、音取の段階で感じたことは、
1.右手の黒鍵1の打鍵が多く聴いた印象よりも音を拾いにくい
2.流れを表現するためには打鍵する強度よりもリズム感を身に付けることが肝要
上記2点です。
1.については、運指を工夫することにより比較的容易に解決できます。
上記添付画像は第19~21小節の部分ですが、右手は指くぐりを繰り返すと鍵盤を外さないベストな運指ができあがります。
問題は2.のリズム感についてです。
拍感を失わないでリズム感を保つにはどうしたらよいか考えてみたのですが、私はまずインテンポで強調したい音だけ打鍵して他の音符は弾かない方法を採りました。
第23~24小節の箇所について、赤枠で囲んだ箇所を歌わせながら飛び跳ねて舞い踊るような躍動感を出したいのですが、拍の頭が歌う箇所でない上、控えめに奏でる音を右1でとることが多く、それも黒鍵である確率が高いため、インテンポで練習すると軽やかな感じを表現するのが非常に困難です。
この箇所が決まらないと中間部に入る直前まで続く軽やかな曲調が台無しになってしまうので、ここは決めたいところです。
丁度ショパン 即興曲第1番の楽曲のイメージに合った色合いのお花が本日添付した天津乙女で、重苦しくない一方で確実に存在を感じられる軽やかさがお気に入りです。
この楽曲は聴いた印象よりも遥かに弾きにくく、想定していたよりもメカニックスキルが要求される気がします。
頃合いを見計らってショパン スケルツォ第1番の練習記録も併せて記載していく予定ですが、克服すべき課題が多すぎて今年度中に記載し終わるのか定かでないような予感がします。