リブログ元の記事にて、規定された中身を伴わないまま規定された時間を過ごす習い事のレッスンをはじめとした、教育の形骸化について述べました。

 

 

 この事象は、規定された日数だけ別室登校をして、授業を受けていないにもかかわらず、出席日数に計上される方針をとっている一部の高等学校と本質は同じです。

 

 更に言うならば、時間給で雇用されているアルバイトやパート勤務の者、派遣社員の場合、仕事の能力ではなく、出勤し時間内に敷地内に居る事で以て給与が決定します。

 基本となる時間給は事前契約時に決定するため、一旦契約を締結してしまえば、業務中にお手洗いの個室の中でスマートフォンを操作していようと、職場のデスクの前でペットロスで悲しみにくれて何も手につかなかろうと、その場に居るだけで労働時間として計上するシステムが多くの職場で出来上がっています。

 万が一、「ペットロスだからといって仕事をしなくても許されるわけじゃないよ。仕事は仕事、プライベートはプライベート。」などと叱責をすると、パワー・ハラスメント扱いされかねません。

 

 月給制の正社員の場合も、体調不良でも出勤しさえすればたとえ早退したとしても出勤日数に計上され、雇用保険法で定める出勤日数の取り扱いの際、法的には出勤したという扱いになるのです。

 

 21世紀初めごろから、高校入試や大学入試に於いて、中学校や高等学校での出席日数が審査対象となる推薦入試が増え、ほぼ同時期に時間給で雇用される派遣制度が普及した影響で、どのように時間を過ごしたかという観点よりも、どれくらい時間を過ごしたかという観点で時間を捉える者が増え、結果的に、内容空疎な時間を過ごす事が多くの者の間で黙認許容されるようになったのだと私は考えています。

 

 このような事情から、肩書と実態とがかけ離れた状態が産み出されるのだと推測されます。

 

 

 

 

 

 

 余談ですが、過去記事にて記載したレクチャーレス音楽短大のピアノ専攻の入試では、過去数年間だけかもしれませんが合格の要件のうちの一つに、9度以上届く手の持ち主である事を明記せず試験監督が定めていたため、該当音楽短大の卒業生たちの中に8度の手の持ち主は存在しません。

 したがって、地域一帯で、音楽短大の関係者含め誰一人として8度プレイヤーを見たことがなく、教えた事もないと云う状況が長年にわたり継続し、大人のピアノ再開組の中で8度プレイヤーがピアノを習う事を希望して申し込みにきた場合、必ずお断りしなければならないと云う事態が発生しています。

 

 或る意味、私は、先天的に不正を行う組織から排除される素質を持って産まれてきたと言えるでしょう。

 

 

 

 私は過去に別の地方音楽短大の卒業生から夜中に車で置き去りにされた事が有ります。

 或る事を知る者として認識されていたので、口封じのためでしょうか。