街中に煌びやかな光を放ったイルミネーションがこの師走の慌ただしい感覚に潤いを注いでくださっている気がしてなりません。

 装飾を製作してくださった方々や、設営してくださった方々へいたく感謝しております。

 

 ※添付画像は今年の近隣の装飾のうちの一部です。

 

 私自身、今年は、急激に冷え込むと同時に胃腸の調子が芳しくない事に加え、嬉しい事に在宅での仕事の依頼が増え、何としてでも仕事の質を落とさずに納期までに遂行すると云う使命を持っているため、観賞に足を運ぶ事を控え、帰りに少し心に潤いを感じる程度に楽しんでいます。

 

 何か仕事を引き受けるからには、自分の遂行能力を意識した上で承諾し、それが在宅で可能なものであれど、趣味や娯楽を控え、体調管理を最優先に行い、責任を持って取り組むのが私の指針です。

 傷病理由や事件に巻き込まれたなど余程の事情が無い限り、契約している金銭(報酬)を頂いている以上、仕事の手抜きをせず、仕上がりに至るまでの過程を誤魔化さないのが社会人としてのプライドです。

 

 

 大変残念なことに、昨今の情勢が影響し、今年もカレッタ汐留のイルミネーションは中止となってしまいましたが、健康を守ることは重要な事ですので、致し方ないと思います。

 

 ※添付画像は2019年に訪れた時のものです

 

 同じ「青系統の色」でも、秋の澄んだ空から感じ取る爽快感とは打って変わって、視覚的に冷たい感覚と共に何故か傍に引き寄せられる感覚が湧き起こってきます。

 

 「相手を恐れさせるのではなく、慕わせる。それが本当の勝ちだ」

 下村湖人の著書「次郎物語」の中に、このような一節があり、印象に残っているのですが、各地のクリスマスイルミネーションとは、芯から冷え込む場所へ、自然と「行かなければならない」と云う義務感で以て呼び寄せるのではなく、そびえ立つだけで「傍に行きたい」と思わせる魅力で以て引き寄せる感覚に近いと私は感じています。

 

 

 時間を消化するだけで誤魔化す行為を続ける事は、後になって「合意だった」と主張している強制性交の被疑者(「加害者」とみなされる者)事の本質は変わりません。

 このような行為を繰り返し続けると、「真の合意」を得る方法が解らなくなり、常に「相手は嫌がっていたけれど合意を得ていたと判断される言い訳」を探して周囲を丸め込む裸の王様となってしまいます

 

 

 【本日のピアノへの取り組みについて】

 

 ・バッハ インヴェンション全15曲

 ・バッハ シンフォニア第11番 ト短調

 (ここまで各1~2回ずつ通しただけ)

 

 ・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調

 ・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調

 ・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調

 ・ショパン ノクターン第9番 Op.32-1 ロ長調

 

 本日も引き続きショパン ノクターン第9番 Op.32-1を練習しました。

 そこで、先日言及した第28小節についてですが、現状下記のようにヘ音記号で書かれたFis音を右手でとるようにしています。

 

 ※楽譜はパデレフスキ版です。

 

 赤枠で囲んだ部分を全て右手でとり、5連符の部分を45434と右手で45トリルを弾く時のようにとると繊細な音を奏でる事ができるのではないかと云う試みです。

 

 ペダルで巧く繋いで右23を中心に使う事も考えましたが、この楽曲の場合は45を使った方が味が出るのではないかと思っています。

 

 

 そして、シューマン 幻想小曲集Op.12 飛翔」についてですが、変ニ長調の右手アルペジオが続いた後、下記添付画像のように左手のメロディーを際立たせると云う切り替えが上手くいかず、現状、一番苦戦しているのは、パートの移り変わりが激しく、弾き方の切り替えが付いていかない点です。

 

 

 何の義務感もなく、誰に対してのも持つことが無く、機嫌を取ることもなく、家庭の雑談を聴かされる事も無い練習環境は極上の空間です。