9月も半ばに入りましたが、まだ日中は冷房が欠かせません。
その天候を訴えかけるかのように、外の花壇には向日葵が若々しい様子で咲き誇っています。
本日はルピシアのフレーバード紅茶のうちの一種であるホワイトサングリアを開封して淹れていただきました。
以前福袋購入時に同梱してあった一品です。
"透き通った白ワインにカットされたフルーツをふんだんに加えたスペインを代表するカクテル「ホワイトサングリア」をイメージした紅茶"(ルピシア公式HPより抜粋)
との事ですが、アイスティーにして頂くとビールを飲んでいる感覚に近かったです。
淹れ方により様々な楽しみ方があり、好みも人それぞれなので、ルピシアのお茶は広く愛されているのだと思います。
ビールやカクテルと言えば、自宅で嗜むだけでなく飲食店でもよく提供されます。
学生時代、近隣に数店舗系列店を経営している社長の営む飲食店でアルバイトをしていた時、社長によるミーティングの際、
「自分が採用担当なら、床にゴミが落ちている事に気付いていても拾わない人と、ゴミの存在に気付かず拾わない人、どちらかを採用しなければならないとしたら、どちらを採用するか。
尚、ゴミの存在に気付かず拾わない人は、ゴミの存在に気付いていれば拾うものとする」
と云う問いが投げかけられ、理由と共に一人一人簡単に述べた事がありました。
私は、ゴミが落ちている事に気付いていても拾わない人を選び、理由として、「ゴミの存在にすら気付かない人の鈍感さは本人の資質の問題なので、第三者が教育する術がないと思うが、ゴミの存在に気付く事ができる注意力を備えた人に行為全般の教育をする方が新人教育の成果が見られると思うから」との旨を述べました。
この問いについては、どちらを選ぶかについては正解は無いとの事で、アルバイトスタッフ全員で「店内業務をスムーズに進めるために皆で注意すべき事」を話し合うのがミーティングの趣旨でした。
あれから15年以上の歳月を経た今、上述の問いを投げかけられたとしたら、私は後者のゴミの存在に気付かず拾わない人を選ぶかもしれません。
誠意はあれど、自分の不注意やミス、気配りのなさに気付かない人に対し、どこに注意を払えばよいか、着眼点をお伝えし、誠意を持って行動して貰うと云う方法が少し判ってきたのです。
一方、18歳以上になっても自分のすべき仕事を怠けたり、犯してしまったミスを隠蔽しようとしたりするマインドの持ち主に、誠意の持ち方を教育する方法はあまり思い付かないのです。
このマインドこそ、18歳までに身につけてしまった資質なのではないかと今になって考えています。
問題に気付いていながら解決を怠ったり隠蔽しようとするマインドの人物と関わると、自分自身の心身が疲弊すると云う事が最近判明しました。
上述の件は、採用に限らず、対人関係全般に言えると私は考えています。
友人関係にしても、一緒にカフェに入り、お会計の時、単なる不注意で持ち合わせのお金が無く、後日支払う意思のある人と、お金を持っていても支払いから逃れる為に財布を忘れた演技をして奢らせる人とでは、比較すると前者の方が関わっていてまだ忘れ物への注意の仕方などの改善が望めると思います。
ここで、私自身、何らかの不注意に気付いていながら改善しようとしていない事は無いか、考えてみると、ピアノの練習に於いて多々ある事が判明しました。
【本日のピアノの練習について】
・バッハ インベンション第1番 ハ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第2番 ハ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第3番 ニ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第9番 へ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第4番 ニ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第7番 ホ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 ヘ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第12番 イ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第13番 イ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第5番 変ホ長調
・バッハ インベンション第11番 ト短調
・バッハ インベンション第15番 ロ短調
・バッハ インベンション第14番 変ロ長調
・バッハ シンフォニア第11番 ト短調(暗譜済)
(※ここまでそれぞれ1~2回通しただけ)
・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-5(黒鍵)
・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調
・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)
バッハのシンフォニア第11番に関し、1年間近く毎日通して弾いていると、拍の取り方が曖昧になっている箇所があるので、メトロノームをかけてきっちり合わせる練習をし直しました。
また、ショパン ノクターン第5番 Op.15-2の中間部に関しては、気を抜くと旋律部分の浮かび上がらせ方が甘くなるので、右手のオクターブ奏法をペダル無しで片手のみゆっくり練習し直しています。
理想の旋律の歌い方は自分の中で思い描いているものがあるのですが、毎日そのように音を出すと云う事が難しく、まだまだ毎日の練習が必要だと痛感しています。
気付いていないがゆえ改善しない事は、レッスンを受けなければ改善できませんが、気付いていても改善しようとしない事に関しては独学として問題があるので、問題点に気付いたら、日々解決策を考えていこうと思います。