朝晩と昼間の温度差が激しくなりました。

 

 

 昨夜は嬉しい事に副業の依頼が多く、納期までに期間の余裕はあったものの、すぐに終わらせておきたかったため、ブログ記事を投稿する余裕が無くなってしまいました。

 

 今年4月に始めた副業ですが、6月末の時点でステップアップして、業務の難易度が上がり、私もこの会社では在宅ワークではありますが組織の一員として認めて頂いている事に非常に喜びを感じています。

 工学部を卒業していなくても、理系一般教養の範囲から拡張して学び直せば30代後半からでも新たな分野の業務に携わる事ができると云う事実に驚き、もはや「新卒(学部卒22歳、修士修了24歳)で就職した会社が全て」と云う概念は完全に過去のものだと実感しています。

 

 もっと言えば、新卒で入った業界・会社で順調に地位を築き上げていったとしても、中途採用の非正規職員から仕事を奪われる可能性もあり、常に自分のスキルを高めていく事がどの業界に於いても求められるのだと痛感しています。

 

 

 そこで感じた事ですが、多くの業界で9月と3月に繁忙期を迎え、その時期だけ人員を増やす訳ではないため、会社全体でミスが起こりやすくなると云う事です。

 

 10年以上前に定年退職したはずの団塊世代が未だに再雇用され続けている理由の一つが解りました。

 私の周りの団塊世代は70歳を過ぎていながらも高スキル保持者が非常に多いのです。

 

 ここで、団塊世代が下の世代を育てようとせずに自らが戦力となり続けてきたのが原因なのか、と、ふと考える事が有ります。

 業界の維持・成長を望むのであれば、引退するのも仕事のうち下の世代を一旦突き放すのも仕事のうちなのかもしれません。

 

 

 【昨日(9/7)のピアノの練習について】

 

 ・ツェルニー50番練習曲集 5番

 ・バッハ インベンション第1番 ハ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第2番 ハ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第3番 ニ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第9番 へ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第4番 ニ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第7番 ホ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第8番 ヘ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第12番 イ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第13番 イ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第5番 変ホ長調

 ・バッハ インベンション第11番 ト短調

 ・バッハ インベンション第15番 ロ短調

 ・バッハ インベンション第14番 変ロ長調

 ・バッハ シンフォニア第11番 ト短調(暗譜済)

  (※ここまでそれぞれ1~2回通しただけ)

 

 ・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン エチュードOp.10-5(黒鍵) 変ト長調(前半のみ)

 ・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調

 ・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)

 

 現在、ショパン エチュードOp.10-5(黒鍵)の前半部分の暗譜を試みています。

 

 ショパン ノクターン第5番 Op.15-2については、完成させるのを諦めた訳ではなく、未だに練習中です。

 肝心な中間部の練習中、以前から気になっていた事ですが、結果的に同じ鍵盤を打鍵する場合でも、楽譜の版によって表記が異なる箇所が有ると云う事です。

 

 第27小節(下記添付画像の赤枠で囲んだ部分)についてですが、

 

 パデレフスキ版

 

 全音楽譜出版社

 

 ヘンレ版

 

 パデレフスキ版が一番ショパン本人が書いた譜面に近いようですが、何故全音楽譜出版社ヘンレ版ではこの表記になっているのか、が監修を務め、どのような意図でこの表記にしたのか、考えてみると面白いと思います。

 

 発信者の意図がどのような形で他人に伝わっていくか、その過程を考える事は、語り部が紡ぎ出した物語をその場で聴いた人から他の人へ継承されるうちに細部の内容が異なってくるのと同様、噂話が事実と異なる事がしばしばある事と本質的には同じなのではないかと私は考えています。

 

 最近、もうノクターン第5番の練習から引退するのも私の練習方針のうちかもしれないと思う事も有りましたが、嬰ヘ長調の柔らかな陽射しの中で寄せる波のような洗練されたイメージの曲は毎日練習していたいです。

 

 私は、音楽について何か専門的な教育を受けた訳ではなく、高校でも芸術科目では音楽を取っておらず、中学校の音楽の授業が最後に受けた音楽教育なので、楽典については専門的な知識が全く無いのですが、30代後半からでも学ぶ意欲が有れば学び始めるのは遅くないと思い、今、和声学について細々と勉強を続けています。

 

 

 先生のご判断発表会と云う「期限」には仕上がりが間に合わなかった曲ですが、先生のご判断が全てではありません。

 

 選曲に関しても先生の許可が下り、練習についても指示には全て従い、レッスンにも通っていたのですが、毎日毎日練習しても先生から曲が仕上がらなかった判定を下されたと云うのは余程私の才能が無いと云う事でしょう。

 

 「仕上がりそうにないから、ここをもう少しこうして」と云う注意喚起すらして頂けなかったので、私の才能の無さに先生も呆れていらっしゃったのだと思います。

 

 暗譜をして、インテンポで弾く、これだけでは完成したとは言えないのは判りますが、何ができていなかったのかと云う点についてのご指摘は全くいただけなかったので、この点を追求するために、他の方々の演奏を聴きに行き、私との違いを確認し、今後に生かそうと思います。

 

 指導方針として、「必ず発表会には出すように間に合わせる指導をする」のではなく、「自分の指導により生徒の完成度が教室の及第点に満たなければ発表会への出場許可を出さない」ので、出場を許可された他の生徒さん達の演奏を聴きに行くのが非常に楽しみです。

 

 

 発表会という「期限」が全てではないので、上述の件については深刻に捉えずに、あくまでも趣味として取り組んでいる私は、自分の寿命に間に合えば良い、ぐらいの心構えで、気に入った楽曲数曲に取り組んでいこうと思います。