本日、遂にレンタルスタジオを利用してきました。

 

 

 初回なので雰囲気に慣れる意味合いで60分間の利用を予約していたのですが、率直な感想は、60分間が瞬く間に過ぎていったと云う事です。

 1日のうちの24分の1がかくも短く感じられるとは意外でした。

 

 簡単にスケールやバッハのインヴェンション、シンフォニアなどを練習して、ペダル無しでのタッチの感覚を掴んだ後、ショパン ノクターン第5番 Op.15-2の細かい箇所の練習に入ったのですが、ペダルの踏み方を何通りか試したり、一音に拘ったりして練習していると、東京から熱海まで新幹線こだまが走行する所要時間を優に超えてしまい、通して練習できたのは1回のみとなってしまいました。

 

 ピアノの練習孤独に襲われる事が多いと言われていますが、年齢の所為か、そのような実感がなく、もう少し室内に居たかったと感じました。

 

 肝心なピアノの鍵盤やペダルの感覚違いについて、自分がどのような音を出しているのか、弾きながら把握するのは至難の業だと思います。 

 これは、発した声が客観的にどう届いているのか、自覚するのが難しいのと同様の問題点を感じます。

 この奥深さがピアノの面白さなのかもしれません。

 

 

 別のスタジオ(練習室)の予約を今月中に入れているので、時間配分を考えて有意義な利用を続けていきたいと思います。

 

 

 

 【本日のピアノの練習について】

 

 ・バッハ インベンション第1番 ハ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第2番 ハ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第3番 ニ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第9番 へ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第4番 ニ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第7番 ホ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第8番 ヘ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第12番 イ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第13番 イ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第5番 変ホ長調

 ・バッハ インベンション第10番 ト長調

 ・バッハ インベンション第11番 ト短調

 ・バッハ インベンション第15番 ロ短調

 ・バッハ インベンション第14番 変ロ長調

 ・バッハ シンフォニア第11番 ト短調(暗譜済)

  (※ここまでそれぞれ1~2回通しただけ)

 

 ・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調

 ・ショパン 幻想即興曲 嬰ハ短調(左手暗譜違い箇所が検出されました)

 ・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)

 

 今更ですが、ショパン ノクターン第5番 Op.15-2暗譜は出来ても今のままでは確実に飛ぶ、そしてどこが飛ぶのか既に把握しているのですが、毎回同じ箇所で飛んでいます

 暗譜に関しては諦めるべきか、現在保留中

 

 大人になると、60分間集中するのが容易になるのと引き換えに、暗譜のしづらさが成長期の30倍以上になっている気がします。

 バッハのインヴェンションのような音の数が少なく、短い曲であれば暗譜も可能なのですが、ノクターン第5番を1曲確実に暗譜するだけであと3ヶ月間は要しそうな予感です。

 エチュードOp.10-4は数をこなして力技で暗譜しただけに、別の課題が生じています。

 

 そこで、幻想即興曲の左手の音に違和感を抱いたので、譜面を確認すると、いつのまにか速いパッセージが続く部分の左手の一部が違う音にすり替わっていました

 出来事に関する記憶のすり替えもこのように無意識下で行われるのかもしれないと考えると恐ろしいです。

 改竄ではなく単なる記憶違いである話が世の中に幾つも存在する理由が、私の暗譜状況を考慮すると分かる気がします

 

 拘るべき箇所諦める分野との仕分けをしながら日々練習に臨みたいと思います。