蓮の開花が見られる季節に差し掛かりました。

 蓮の花は、開花から僅か4日目には散ってしまう、美しい期間が非常に儚い性質を持っています。

 一年間のうち、貴重な時間に遭遇したものだと感慨深いです。

 

 

 本日7月15日も含め、7月12日から7月16日までの5日間、七十二候「蓮始開(はすはじめてひらく)」です。

 

 

 先月送付されてきたルピシアだより7月号にも、サンプルのパッケージに「蓮始開(はすはじめてひらく)」と記載された物が同梱されていました。

 

 

 ティーバッグの紅茶(アッサム・カルカッタオークション)です。

 

 アッサムは冷え込んだ季節向きだと思ったのですが、濃い目に抽出してアイスにしていただくと美味でした。

 一煎目が美味しくいただけるのも淹れ立ての直後で、物事の盛りの時期は儚いのかもしれないと思う日々です。

 

 

 

 【本日のピアノの練習について】

 

 ・バッハ インベンション第1番 ハ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第2番 ハ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第3番 ニ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第9番 へ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第4番 ニ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第7番 ホ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第8番 ヘ長調(暗譜済) 

 ・バッハ インベンション第12番 イ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第13番 イ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第5番 変ホ長調

 ・バッハ インベンション第10番 ト長調

 ・バッハ インベンション第11番 ト短調

 ・バッハ インベンション第15番 ロ短調

 ・バッハ シンフォニア第11番 ト短調(暗譜済)

  (※ここまでそれぞれ1~2回通しただけ)

 

 ・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調

 

 ・ショパン ノクターン第20番 遺作 嬰ハ短調(半年以上空白の期間有)

 ・ショパン 幻想即興曲 嬰ハ短調(中間部前までやり直し) 

 ・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)

 

 1年半ほど前によく練習してレッスンを受けていた曲のうちの1曲に、ショパン ノクターン第20番 遺作 嬰ハ短調があります。

 大人になって初めて譜面を見て譜読みから始めた曲で、暗譜も完遂し、その後、ほぼ毎日半年間にわたり気分転換程度に練習メニューの中に入れていました。

 しかし、本日久々にこの曲を弾いてみると、当時の完成度とは程遠い、目も当てられない状態でした。

 

 ピアノ自体にブランクを作らなくても、特定の曲ブランクを作ると、それが半年間程度であっても、さして高度な技巧を要求される曲ではなくても、当時の完成度は蓮の花のように儚く散っていってしまうものだと痛感した一日でした。

 

 

 本日は、毎日恒例の、ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調中間部克服に際し、昨日と同様、内声を含め和音をとって練習する方法メトロノーム八分音符=88で続けた所、3日前と比較して、だいぶ成長が見られました。

 内声と旋律の区別が付かなくなる箇所が無くなり、旋律のレガートや歌い方はともかく以前より内声を弾き分けられているのが練習中に自分でも明確に実感できたのです。

 

 ポイントは、旋律部分の黒鍵分散オクターブを右4でとらずに右5でとると云う身の丈(手のサイズ)に合った事を続けていた事です。

 一度黒鍵分散オクターブを4でとる癖がついたので、その癖を無くす為に、下記の青枠で囲んだ箇所を全て1-5でとり、旋律部分の拍の取り方に合わせて練習を続けました。

 

 (※添付画像は昨日の再掲です)

 

 次の中間部の課題は、旋律を歌えるようになる事です。

 

 

 様々な事を思い出したヒントとして、以前部分的にレッスンで見て頂いたショパン バラード第1番のオクターブが連続する箇所について、先生から全て1-5でとって練習した方がよいと助言を頂いた事を思い出した事が挙げられます。

 

 

 Op.10-12(革命)に関しても、昨年から右オクターブ箇所を全て1-5でとって練習し直しました。

 

 

 本日のショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調中間部の内声と旋律との弾き分けの達成が儚き時のものではないように、日々練習を継続していきたいと思います。