各地で猛暑日となったようです。

 

 

 数年前のこの時期に紫陽花園に赴いた時に観賞した珍しい色合いの紫陽花が満開でした。

 浴衣に似つかわしい色味のような印象を受けます。

 

 曇天の夕刻を連想する咲き姿です。

 

 

 標題の、第0印象と云う言葉を数年前から頻繁に目にするようになりました。

 第0印象とは、ネットの普及などにより、実際に相手と会う前に抱くイメージのことです。

 

 SNSで設定されたアイコンやHN、発言内容などから、全く面識の無い相手に対して想像する人物像と、実際にお会いしてみた時の印象が全く違うと云う事は往々にして有る事です。

 そして、その相手と深く関わると、前述の印象とも全く異なる事が判る事も多いでしょう。

 

 SNSだけでなく、直接の友人の紹介でお会いする事になる場合、事前情報から何かしらのイメージを抱くことが多いと思います。そのイメージが第0印象です。

 電話で話した時の声や話し方から受ける印象にも言えると思います。

 

 また、相手が人である場合に限らず、見知らぬ土地商品行事などについても該当すると考えられます。

 

 

 勿論、クラシックピアノ曲についてもこの事は例外ではないと私は推測しています。

 

 自分が実際に練習する場合、第0印象とは、ピアニストの方々の演奏を聴いたものなのか、鍵盤に触れずに譜面を眺めた時に抱いた印象なのか、捉え方が分かれるかもしれません。

 作曲家名と曲名、調性、拍子、楽曲構成のみの情報から抱く印象を第0印象とし、実際に譜面を見た時の印象第一印象とする捉え方もあるかもしれません。

 

 この件について、私自身、まだ結論に至っていないのですが、クラシック曲の場合、鍵盤に触れて譜読みを始めた時の印象と、通して止まらずに弾けるようになった時に難儀する箇所とが異なる事頻繁に有ります

 

 

 

 【本日のピアノの練習について】

 

 ・ハノン13番、14番、23~25番

 ・バッハ インベンション第1番 ハ長調(暗譜済) 

 ・バッハ インベンション第2番 ハ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第3番 ニ長調(暗譜済)

   ・バッハ インベンション第13番 イ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第9番 へ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第4番 ニ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第7番 ホ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第8番 ヘ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第12番 イ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第5番 変ホ長調

 ・バッハ インベンション第15番 ロ短調

 ・バッハ インベンション第10番 ト長調

 ・バッハ インベンション第11番 ト短調

   ・バッハ シンフォニア第11番 ト短調(暗譜済)

  (※ここまでそれぞれ1~2回通しただけ)

 

 ・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調

 ・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)

 

 

 ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調第25小節から第48小節にかけての中間部の主旋律を響かせるのが想像以上に難しかったと云う現実。

 

 

 5連符で内声が全て十六分音符だとは限らない事も一つの要因ですが、左手の刻むリズムに合わせると第33小節からの3連符の部分で合わなくなってしまう事が多く、もう一度片手ずつ練習すると共に、右手は赤枠で囲んだ部分のみを弾いて左手は全て弾くなど、様々なパターンの練習に取り組みました。

 どうしても途中から拍感が崩れてくるので、中間部対策を強化中です。

 

 やはり私は声部弾き分けに弱かったのかと考えると、第0印象第一印象実際に練習してみた印象とが一致する稀な曲なのかもしれません。

 この現象を、自分の弱点を把握しつつ克服できていないだけだと云うのかもしれませんが。

 

 

 私の憶測にすぎませんが、第0印象第一印象実際に練習してみた印象とが乖離しているのはバッハのシンフォニア平均律なのではないかと思います。

 

 ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調自分なりに完成するまでに今年の10月まで要すると云う見立ては案外正しかったのかもしれません。

 中間部に関して言えば、表現云々の余裕がまだ全く有りません。

 来月(7月)は、ノクターン第5番 中間部強化月間とします。