本日も非常に寒い一日でした。
このしんと張り詰めた空気がほど良い緊張感を産み出し、ショパンの短調の曲が映える雰囲気を肌で感じ取っています。
ピアノの音も心地良いのですが、バイオリンなどの弦楽器の奏でる音が美しく聴こえるのも冬の早朝である気がしてなりません。
昨日、自分への過信とブランクの恐ろしさについて記しましたが、時代の転換期にどう自分自身のキャパシティを正当に考慮しながら対処していくか、これが生きる力であると考えるようになりました。
現在、オミクロン株が猛威を奮っているため、私は、長らく続けていたバレエのレッスンを休止しています。
思い起こせば、習い始めて1~2年間は、お盆休みなどで間が空く際、自主ストレッチは厳禁だと先生から言われていました。
素人が自己流で見よう見まねで2週間もストレッチを続けていると、間違った方法であることが多く、結果として修正に際し、間違ったストレッチを続けていた期間要するため、長期スパンで見ると上達のためには却って逆効果だとの事でした。
素人の趣味の習い事としての大人のバレエへの取り組み方としても、このような助言をいただいた程ですから、成長期の子どもの広義の学習や、大人の進路変更などは、独断で行う場合、自分を客観視して、情勢が変わりゆく環境に適応できる能力が必要となると思います。
私が通っているバレエ教室には、オンライン講座が存在せず、私自身、肺や気管があまり丈夫でない事から、感染した時のリスクを考えると休んだ方が賢明だと判断しました。
【本日のピアノの練習について】
・バッハ インベンション第1番(暗譜済)
・バッハ インベンション第2番(暗譜済)
・バッハ インベンション第3番(暗譜済)
・バッハ インベンション第13番(暗譜済)
・バッハ インベンション第9番
・バッハ インベンション第4番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第7番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第12番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第14番
・バッハ インベンション第5番
・バッハ インベンション第15番
・バッハ シンフォニア第11番(暗譜済)
・バッハ シンフォニア第8番
・バッハ シンフォニア第3番(運指考案中)
・ショパン ノクターン第20番(遺作)
・ショパン エチュードOp.10-4(暗譜済)
・ショパン スケルツォ第1番(一部のみ)
・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)
バッハ シンフォニア第3番の運指について考案中です。
子ども時代にピアノを習っていた時、バッハのインヴェンションを課題として出された際は、まず片手ずつ練習するよう先生から指示されていた気がします。
シンフォニアを課題として出された際は、運指を自分で決めて指番号を書いてくるのが宿題であったような気がします。
そこで、初回のレッスン時、自分で決めた指番号があまりにも不自然なものであった場合、先生から最善策を教えていただいていた記憶が有るのですが、既に教本が手元に無いため、全て記憶の範囲内です。
ただ、当時の教本が手元に無い事により、「昔はここまで自分で短時間で決める事ができた」と慢心せず、また、昔の自分と比較する事なく、新たにスタートを切るつもりでピアノに取り組む事ができたのは良かった事なのではないかと今改めて思います。
何事も、過去のピーク時の実力を保持出来ているという慢心と過去の自分を誇大化して自分の実力だと思い込む事が、致命傷を負う原因となる気がしてなりません。