昨日に引き続き、冷え込みが激しい1日となりました。
本日は、ルピシアのエルニーニョを淹れて夜の時間を堪能しています。
カフェインレスの紅茶にチョコレートの香りをブレンドしてあるとの事ですが、実際ホットで淹れてみると、チョコレートドリンクをさっぱりさせた飲み心地です。
ルピシアの商品は、どれも工夫を凝らしてあり、フレーバーのバラエティに富んでいるので、どれが一番美味であるか決定しがたいほどです。
さて、標題の件ですが、何が常識なのか、ここ5年間程、時代が移ろいゆくと共に疑問を抱くことが多くなりました。
日本国内に於いても、各地域によりしきたりが全く異なる事が多いように、各業種ごとに風習が異なるということは多いと思います。
しかし、一般的に統一されているマナーや節度を弁えた行為というのは、特に法の制定がなされていない場合であっても、人として、倫理観や道徳観により、全国共通の或る基準が有るように感じます。
5年ほど前、或る高校生のアルバイト従業員の保護者が、アルバイト先の社員に、
「うちの子の通っている高校ではアルバイトが禁止されているので、上司のあなたが学校にアルバイトするのを認めるよう説得してください」
と執拗に電話や訪問により懇願し、社員は困惑していたという事が有りました。
採用担当社員は、それぞれの高校の事情など把握しておらず、応募者の自己申告を全て信じた上で採用したため、アルバイト従業員の通っている高校に就労許可願の交渉を保護者から要求されるなど思いもよらなかったようです。
この会社は、社員数が少ない中小企業であったため、このようなアルバイト従業員の保護者への対応方法が確立されておらず、管轄地域の労働局へ相談へ向かったとの事です。
労働局とは、労働者側のトラブル相談だけでなく、雇用者側の相談も受け付けており、ここ数年間、雇用者側の相談が相次いでいるとの事でした。
また、成人のアルバイト従業員が無断欠勤を繰り返し、音信不通になったが、貸与品を返却して貰えていないなどの理由で悩んでいる社員も大勢いらっしゃいます。
私自身が学生時代の2000年代半ば頃も、ごく少数ながら、アルバイト先にて無断欠勤して音信不通になり、社員が貸与品を自宅まで回収に行かざるを得なくなった者は存在しました。
或る社員が、
「自宅住所まで回収に行っても不在だったので、緊急連絡先に記載してある母親の携帯電話に連絡したら、
『うちは子どもの自由を尊重しますので、電話してこないでください』
と返答され、貸与品の件をお話ししたところ、母親から、
『そこまで言うのなら、あなたがうちに取りにくれば?』
と言われ、鹿児島の実家まで社員が訪問する羽目になった。本人は鹿児島の実家で悠々と寛いでいた」
という話を深刻そうに語っていたのを聴いた時には、0.01%ぐらいの確率で存在するモンスターペアレントとその子ども(成人)なのではないかと思っていたのですが、このような件は大袈裟に語る程珍しい事ではないようです。
私自身、アルバイト先にて、無断欠勤して会社と音信不通になったアルバイト従業員から、
「自分では行きづらいから、代わりに給料を貰ってきてほしい」
と頼まれた事が有ります。
このアルバイト先では、無断欠勤した場合、本人と社員とが面談を行い、再発防止に向けた反省文と今後の解決策を提出する事により、1回だけの過ちであれば、退職勧奨は行わず、就労を継続させようという方針を取っていました。
また、無断欠勤した月の給料は必ず面談と共に手渡しとの旨、規定が有り、就業時に交わす雇用契約書にも記載が有り、明文化されていました。
私は、良心的な会社だと認識していたのですが、数名はこの規則を無視し、
「面談は嫌だから、代わりに辞めると伝えて給料も貰ってきてほしい」
と頼まれた訳です。
丁重にお断りすると、
「たったそのくらいすら引き受けてくれない。冷たい人間」
などと言われましたが、給料に関しては、本人が意識不明の重体などで特別な事情を除いては、本人以外に手渡しする事はないのは常識だと、学生時代から私は考えていました。
現在、退職代行サービスなるものが繁盛している理由も頷けます。
上述のような事を思い出すと、何が常識なのか、私自身考え込む事が多いです。
そもそも、労使関係も含め、人と人との関係性については、お互いの信頼関係により成立しており、無断欠勤した際の規則をわざわざ明文化しておかなければならない事自体、相当な問題なのではないかと思います。
【本日のピアノの練習について】
・バッハ インベンション第1番(暗譜済)
・バッハ インベンション第2番(暗譜済)
・バッハ インベンション第3番(暗譜済)
・バッハ インベンション第13番(暗譜済)
・バッハ インベンション第9番
・バッハ インベンション第4番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第7番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第14番
・バッハ インベンション第5番
・バッハ インベンション第12番(暗譜済)
・バッハ シンフォニア第11番(暗譜済)
・バッハ シンフォニア第8番(運指思案中)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命)(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-5(黒鍵)
・ショパン エチュードOp.10-4(暗譜済)
・その他(スケール ※特に左下行、アルペジオ、半音階、その他)
◆バッハ インベンション第5番 練習方法について
現在、メトロノーム 八分音符=138にて両手合わせて通しています。
インベンションの練習方法として、
1.テーマ部分のみ左右掛け合いのように弾いてみる
2.右手のみ通して弾く(トリル無)
3.左手のみ通して弾く(トリル無)
4.両手通して合わせる(トリル無)
5.トリルを入れる
大雑把な流れとして、上記の順に行っています。
この方法が常識であるのか否か、判りませんが、インベンションのような1曲1曲が短く、且つ、子ども時代習った曲であれば、曲調を覚えているため、トリルのような枝葉よりも概要を中心にやり直した方が上手くいく気がしてなりません。
最近、スケール練習に毎日30分間は割いているので、指くぐりについて具体的にどの部分を強化する必要が有るのか、弱点を洗い出しています。
これにより革命ももっと綺麗に奏でられるはず…。