秋の彼岸入りの日が過ぎ、近隣を歩いているとヒガンバナが咲いているのを目にするようになりました。
開花した様子を上から見ると、赤い花火のようにも見えます。
「曼珠沙華」とも呼ばれるヒガンバナは、毎年お彼岸の時期に律義に鮮やかな紅の花を咲かせます。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われていますが、日本全国の天気予報を見てみると、明日も日中は30℃を超えそうな観測地点が散見されます。
夜は鈴虫の音が聞こえるようになりましたが、日中はまだまだ夏の陽射しの強さのままで、熱中症への警戒が必要です。
そのような中、有難い事に、今月もルピシアだよりが到着しました。
今月は、紅茶のアッサムについての特集が組まれています。
サンプルとして、ハニーブッシュ(ルイボスティー)とテ・オ・レ(フレーバード紅茶)とが同梱されていました。
近いうちにいただこうと思います。
ルピシアだよりは、新商品の紹介だけでなく、美味しい淹れ方やアレンジのコツなども記載してあり、読んでいて参考になることが多いです。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~20番の中から10曲
・バッハ インベンション第1番
・バッハ インベンション第2番
・バッハ インベンション第13番
・バッハ インベンション第9番
・バッハ インベンション第4番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第7番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 (暗譜済)
・バッハ シンフォニア第11番
・ショパン ノクターン第20番(遺作)(暗譜済)
・ショパン ワルツOp.64-2(嬰ハ短調)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命)(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-4(暗譜済)
・その他(スケール、アルペジオ、その他)
様々な考えを整理する為、本日は任意の既習の曲のみ練習して終了しました。
ピアノに取り組む際、終わりが無いだけでなく、自分の完成度を維持するだけでも非常に難しく、この点が永遠に回り続けているメリーゴーランドのようで、未だに取り組み方について「迷い」が払拭できません。
以前、陸上競技の或る選手が、「自己新記録を出すのが一番難しい」と発言していたのを思い出して、物事のほとんどは自分との闘いの要素が強いのではないかと最近思い始めています。
昔、勤務初日にアルバイトを辞めた人に対して、「最近の子はすぐに物事を投げ出す」と嘆いていた当時30代の職員に、
「皆、いつか退職する日がくるんですよ。それが早いか遅いか、それだけの違いです。
人類の歴史の長さを考えたら微々たる差ではないですか。
退職は悪いことだと考えていると、自分が退職する時にも同じように考えるのではないですか」
と諫めていた当時20代後半の職員の言葉と共に、当時妙に納得したことを思い出しました。
文句を言いながら合わない所に通い続けるよりも、初日で見切りを付けて所定の手続きを経て辞めるのも一つの方法なのかもしれません。
前回言及した、ショパンエチュードOp.10-4の問題箇所についてですが、
第12小節の右手アルペジオ部分(上記添付画像の赤枠で囲んだ部分)が、十六分音符2つを一塊にして左手と一緒にリズムを刻んでいるようになっている(水色枠で囲んだ部分を一塊にしている)件について、右手だけ何度か練習して両手合わせることで解決を図りました。
近いうちに一度達成して維持できたことであれば、元の状態に引き上げるのも早いのですが、以前一度もできていないことを達成するのは非常に困難である気がします。
Op.10-4自体、ピアノを再開して初めて取り組んだ曲ですが、今、ピーク時の状態に戻そうとすると、別の曲の完成度が著しく下がってしまい、何を優先するか、「迷い」が尽きません。
毎日毎日練習している革命が一番好きだから革命を最優先曲としても構わない気がするのですが、他の好きな曲に対しても「欲」が出てきてしまい、「人生の退職」までに着手する優先順位について、未だに決めきれない部分が多いです。