密な樹形を成す赤色系統の薔薇の花です。
1974年に日本で作出されたふれ太鼓と名付けられた品種です。
蕾が黄色を呈しているのに対し、花弁は朱色を呈しているのは、この薔薇の花の特性として、弁先から朱色に変色し、次第に花弁全体が朱色に染まっていく過程で有るが故です。
右側の1輪はまだ橙色を呈しています。
こうして見ると、秋を連想する色合いです。
色の表現について、言葉だけで表すのは非常に難しく、カラー写真が添えられていると判りやすいと思う事が多いです。
同じ「赤」でも、ワインレッドに近い赤、真紅、朱色、光沢の有無、ベルベッド素材を連想させるもの、etc.その表現を受け取る側によって、連想するものが全く異なる事が有ります。
私自身、「赤いヒールの靴が欲しい」と知人に言った時、知人から「攻撃的な印象が有る」と返答されました。
私が連想していたのは、スエード素材のワインレッドのピンヒールだったのですが、知人が連想していたものは、エナメル性の先の尖ったピンヒールでした。
誤解無く自分の意図を伝える事が如何に難しいか、この件からだけでも推察されます。
ちなみに、そのスエード素材のワインレッドのピンヒールは秋物として未だに私の靴箱の中で管理されています。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~20番の中から5曲
・バッハ インベンション第1番
・バッハ インベンション第2番
・バッハ インベンション第13番
・バッハ インベンション第4番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第7番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 (暗譜済)
・バッハ シンフォニア第11番
・ショパン ワルツOp.64-2(嬰ハ短調)
・ショパン ノクターン第20番(遺作)(暗譜済)
・ショパン 幻想即興曲(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命)(暗譜済)
・その他(スケール、アルペジオ、その他)
突然ですが、私には曲のイメージの色が有ります。
昔から、文字だけのチャットなどから自然に声を連想したり、視覚から聴覚を、聴覚から視覚を自然に連想していたのですが、周りにその件を話しても、私と同様の感覚の方に遭遇する事が有りませんでした。
バッハ インベンション第7番はエメラルドブルー、第2番はワインレッドとベージュの混合色、シンフォニア第11番はエメラルドグリーンから転調した部分のソプラノはシルバー、アルトとバスは石畳性のベージュ、etc.音を聴いて、自然に物の材質や色調にイメージが湧いてくるのです。
更に言えば、バッハ インベンション第7番は午前11時35分頃の肌寒い曇天の日の高層階の屋上のイメージです。
音楽の父J.S.バッハの意図を汲むことなく、感性の赴くままに想像だけが膨らんでいきます。
このような自然な感性が楽曲への理解の妨げとなる場合も有るのかもしれませんが、先入観無しに浮かんでくる自然なものとして自分の中で受け容れています。
肝心なピアノの練習に関しては、
◆バッハ シンフォニア第11番
音楽的にここまで入れ込むとは思ってもいませんでした。
運指が確定したのは良いのですが、全体的に左手のタッチが雑なので、アルトの部分が抜ける事よりもバスの音の出し方に注力したいです。
◆ショパン エチュードOp.10-12(革命)
左手よりも右手にだいぶ問題を抱えているので、もう一度丁寧に部分的に片手ずつも含め練習し直しました。
◆ショパン バラード第1番(途中の或る部分だけ)
右手のオクターブに問題が有るのは認識できましたが、全体的に右の肩甲骨から動かしていない事が大問題です。
レッスンの際、もっと全身を使うようにご指摘されましたが、バッハのインベンションに傾倒していた事もあり、ショパン エチュードOp.10-4を練習していた時のような体重移動を自然にこなす事が難しくなっています。
今の正直な気持ちですが、革命のエチュードがカッコよく決まれば惚れる!!
…それだけです。
鮮やかなテクニックは切れ味の良い鋭いナイフを使いこなしている感覚です。
クールさとダイナミックさとの相反するイメージが同居しているのがショパン エチュードOp.10-12(革命)です。