短調の深みの有る曲が似合いそうな薔薇の花です。
1965年にフランスで作出されたレディ・エックスと云う品種です。
やや涼し気な、青味がかった桃色が特徴です。
鬱蒼とした曇天の中で咲く姿が様になる薔薇です。
青空の中で太陽に向かって咲く姿もまた素敵なものです。
実は芯が強く丈夫な品種なのです。
昨夜から、興味本位で「音楽のためのドイツ語事典(市川 克明 著)」を乱読しています。
基本的な音楽用語について記載されている箇所も有りますが、日本語すら初めて目にした言葉も多く、困惑しています。
ト音記号 e Achteluote
八分音符 e Sechzehntelnote
ダブルシャープ s Doppelkreuz
このような単語ならば、まだ日本語に関しては馴染みがあるのですが、
(ダブルホルンの)バルブ s Ventil
(ギターの)共鳴胴 r Schallkörper
など、各楽器の部位のドイツ語や、ヴィオラジョークに至っては、そもそも日本語の意味すらよく解らない状態です。
せっかくなので、これを機会に意味を調べてみようと思う言葉が沢山有り、乱読していても楽しめる一冊です。
楽器の名前が出てくる慣用句や、音楽史に関連した例文も多く掲載されており、眺めているだけでも勉強になります。
実は、再開後の昨年秋から習い始めた先生が、音名をドイツ語で表現なさることが多く、話についていく為に密かに基本的な調や音名についてはドイツ語表記を憶えていました。
ショパンエチュードOp.10-4の話の中で、AisやFisなどと言われて普通理解できるものなのか判りませんが、「それはどのような意味ですか?」等と単刀直入に問うと、「解らないならいいです」と返答されてしまうので、様々な書籍の中から情報を仕入れ、メモ帳に記して予習していた事を今思い出すと懐かしいです。
スケールの調性すらほとんどドイツ語読みを憶えていなかったので、毎回のレッスンの初めに指示された調そのものが判らないなどという惨事に陥らないよう、予め暗記しておきました。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~20番の中から2曲
・バッハ インベンション第1番
・バッハ インベンション第2番
・バッハ インベンション第14番
・バッハ インベンション第9番
・バッハ インベンション第13番
・バッハ インベンション第7番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第4番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 (暗譜済)
・バッハ シンフォニア第11番(本日遂に3声を1曲通してみました)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命)(暗譜済)
・その他(スケール、アルペジオ、その他)
バッハの楽曲に取り組み始めて漸く2声には慣れてきたのか、2声のインベンションならば15~20分間もあれば譜読みから始めて両手で通して危なげなく打鍵出来るようになり、本日、遂にシンフォニア(3声のインベンション)に着手し始めました。
2声のインベンションの正しい打鍵法や曲想については、正式に習い始めてから学ぶとして、シンフォニアでは指使いや左右の使い方を熟考しなければならないので、1曲通すだけでも骨が折れるのです。
2声のインベンションの練習中、対称性や平行移動などを感じ取っていたのですが、3声のシンフォニアの場合、真ん中の音を左右どちらで奏でるのが適切であるか判断する事から始まるので、思考力が要求される訳です。
この運指を全て自分の手に合ったものとして導き出す事が出来れば、他の曲も巧く弾ける(敢えて「奏でる」とは記載しません)のではないかと思います。
中学時代(もしかしたら小学校時代かもしませんが)、指をすり替えたり左右を使い分けたりしながら練習していたのを思い出して、懐かしい気分になりました。
当時の楽譜はもう手元に有りませんが、新たに自分で購入した楽譜を使って取り組んでいこうと思います。
実は、私はショパンよりもバッハの方が向いているのではないかと思いつつあります。
再開後に昨年習っていた先生からも初期段階ではバッハの曲(インベンションでもシンフォニアでもなく、よく知らない曲)を強く勧められていた(間違ってもベートーヴェンやラフマニノフではありません)のを思い出し、結局自分の意思でバッハに取り組んでみたらバッハの面白さに取り憑かれている現状に苦笑しています。