黒紅の赤みが特徴の薔薇の花です。
1963年にフランスを作出国とするパパメイアンという品種です。
マスク着用の状態でも、1mほど近付くと香りが感じられる程の強香を放っています。
この光景はまさに薔薇園そのもの。
フランスと言えば、クラシックバレエの用語は基本的にフランス語です。
基本の動きとなるプリエ(Plié)、エシャッペ(Échappé)などもフランス語ですが、私が受けているバレエのレッスンでは、拍を取る時にもフランス語が用いられています。
バレエを習い始めた頃、このフランス語でカウントする事が新鮮に感じられたことを覚えています。
「1,2,3,4,…」の感覚で、
"Un,Deux,Trois,Quatre,Cinq,Six,Sept,Huit"が用いられます。
今思えば、8カウントの時には、「1,2,3,4,1,2,3,4,…」ではなく、「1,2,3,4,5,6,7,8,…(続く)」とカウントされるのです。
3拍子のワルツの時には、"Un,Deux,Trois,Un,Deux,Trois…"の繰り返しです。
普段のバレエのレッスンでは当然のように用いられているフランス語であるだけに、あまり疑問を抱かなかったのですが、フランス語に疎い私でも身体に染み付く程、耳にした言葉が沢山有る事に気付きました。
フランス語は穏やかで抑揚があまり無く、耳に優しい反面、聴きとるのが難しそうだと思います。
上記添付画像は、以前、フランスを観光旅行した際の地下鉄の様子です。
日本の電車事情とは異なり、次の停車駅を1回アナウンスしただけでアナウンス終了となります。
駅名のスペルすら覚束ない私にとっては、フランスの地下鉄に乗る事そのものが試練でした。
日本の場合、
「日頃より東京メトロをご利用いただき、誠にありがとうございます。次は、新橋~、新橋です。新橋の次は、虎ノ門に停まります。京浜急行、東京モノレールへお乗り換えの方は、次でお降りください。電車とホームの間が広く開いておりますのでご注意ください」
などのアナウンスが基本形で、その後、「◎◎(企業名)へお越しの方は、○番出口からお降りいただくと便利です」などといったご案内まで添えられていることが多く、前の駅から次の駅まで電車が走行している間の1~2分間ずっとアナウンスが流れている事も全く珍しくありません。
日本の電車事情が甚だしく過保護なのか、フランスの地下鉄が不親切なのか、判りませんが、非言語的コミュニケーションを要求されるバレエに於いて、用語が抑揚のないフランス語である事は歴史的背景以外に何らかの理由が有る気がしてなりません。
ロシア語が用いられる訳ではないのも興味深い点です。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~20番の中から2曲
・バッハ インベンション第1番
・バッハ インベンション第2番
・バッハ インベンション第14番
・バッハ インベンション第9番
・バッハ インベンション第13番
・バッハ インベンション第7番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第4番 (暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 (暗譜済)
・ショパン ノクターン第20番(遺作)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命)(暗譜済)
・その他(スケール、アルペジオ、その他)
本日は、バッハのインベンション第13番のテンポを確実に一定に保つ為の練習と、インベンション第2番を譜読みしてゆっくり両手で確実に合わせる事を重点的に取り組みました。
インベンション第13番に関しては、日本の各都市の地下鉄が1駅進む程度の時間で1曲通し練習が出来るので、1日10回通し練習してもさほど時間を費やす事がないのですが、同じような音形が続く箇所で早くなりがちなので、メトロノーム 八分音符=144で確実にゆっくり弾けるよう練習をしています。
バレエのレッスンとは異なり、"Un,Deux,Trois,Quatre,Un,Deux,Trois,Quatre"とカウントする事は有りません。
インベンション第2番に関しては、本日練習を始めたばかりなので、テーマを意識して対位法を捉えてから慎重に両手で合わせています。
ショパン エチュードOp.10-12(革命)を練習していると、3分間経過した時点で上半身が汗ばむのを感じる程の気候なので、こまめに水分を取りながら地道に練習を進めていきたいです。