薔薇が見頃を迎えています。
数年前、箱根の強羅公園の薔薇園を散策した時の写真です。
近隣には美術館もあり、観光名所としても名を馳せている場所です。
噴水がどことなくメルヘンチックな雰囲気で、周囲のお花が満開になる時期には絶景スポットとして人気です。
箱根は幼少期よく家族旅行で訪れていたのですが、大人になって改めて観光に行くと心惹かれる観光地だと再認識します。
情勢が落ち着いたら再訪したい観光地のうちの一箇所です。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~20番の中から10曲
・ブルグミュラー25の練習曲 10番、11番、15番
・バッハ インベンション第8番
・ショパン 小犬のワルツ
・ショパン ワルツOp.64-2(嬰ハ短調)
・ショパン ワルツOp.34-2(イ短調)
・ショパン エチュードOp.10-4
・ショパン エチュードOp.10-8
・その他(スケール、アルペジオ、その他)
本日は、ショパンエチュードOp.10-8とワルツOp.34-2(イ短調)を中心に取り組みました。
そこで、ショパンエチュードの楽譜は多数の出版社から発行されているのですが、どの版の楽譜を用いるか、悩みどころです。
Op.10-8の第46小節と第47小節の表記だけに注目してみても、それぞれの出版社毎に指番号どころか音まで異なるので、この点は無視できません。
・赤枠で囲んだ部分(第46小節)の右手の指番号の違い
・緑枠もしくは青枠で囲んだ部分(第47小節)の左手の和音の音の違い
上記2点のみに着目して見ていきます。
下記に5社の楽譜の一部を添付します。
ウィーン原典版
右手:1→1と滑らせる奏法
左手:二音の和音
※Aut表記はショパンの自筆譜とのこと(解説が英語で記載されているので私の英文和訳が間違っていなければ)
ヘンレ原典版
右手:指番号の記載無
左手:三音の和音
パラデフスキ版
右手:1→1と滑らせる奏法
左手:三音の和音
※ウィーン原典版のAut表記を採用したものと同一
全音楽譜出版社
右手:1→1と滑らせる奏法
左手:二音の和音
※ウィーン原典版のAut表記を採用しなかったものと同一
春秋社
右手:1→2との記載
左手:二音の和音
上記より、この部分のみに着目した場合、春秋社の楽譜は原典から改編されているのではないかと捉えられます。
他の箇所について細かく見ていった場合でも、春秋社の楽譜だけが他の版の楽譜と指番号が異なっている事が多く、残りの4社の中から選択するのが賢明だと思います。
ただ、この指番号や音の違いが生じている理由について未だにあまり追究しきれていないので、安易に結論を出すべきではないと思いいます。
現段階では、エチュードの場合、パラデフスキ版とウィーン原典版を照らし合わせて見ています。
Op.10-8を練習していると小犬のワルツが日に日に上達しているのを実感します。
ワルツOp.34-2(イ短調)については、この雨がしとしと降ったりやんだりするのを繰り返している季節の気分に相応しく、最近のお気に入りです。
上記添付画像がパラデフスキ版の楽譜の第39小節の右手部分ですが、赤枠で囲んだ部分が1→1と滑らせる奏法です。
この指使いの通りに弾いてみると案外ショパンの雰囲気が出るので、今月半ばまでは指に覚え込ませるように「馴れ」を重視して取り組んでいきたいです。
ワルツOp.34-2(イ短調)の場合、ワルツOp.64-2(嬰ハ短調)よりも穏やかな気分で取り組めるので、レパートリーのうちの1曲にすべく1ヶ月間かけて取り組む予定です。
この曲を気に入る日がくるとは、私の嗜好の変化について未だに信じられません。
幼少期からつい先日まで、「華麗なる大円舞曲」から始まる4曲の円舞曲の中で一番興味が無かった曲だったのです。
箱根は幼少期から今まで変わらず私のお気に入りの観光地です。