毎年恒例なのですが、ジャム作りの季節と云う事で、先日いちごジャムを作った時の話です。
小さめのいちごにグラニュー糖をまぶして24時間冷凍保存してから煮詰めると、何もせずに煮詰めながら砂糖をまぶすよりも色鮮やかで甘いジャムが出来上がるとの情報を得て、試してみました。
24時間グラニュー糖をまぶした後のいちごです。
そこで、何故「24時間」「グラニュー糖」をまぶして「冷凍保存」なのか少し考えてみたところ、浸透圧と関係しているのは明らかなのですが、グラニュー糖を用いるのはショ糖(スクロース)濃度の高さが理由です。
常温でも冷蔵でもなく冷凍保存する理由は腐敗を遅らせる為でもあると思いますが、浸透圧と関連付けて考えると、水の凝固点が関与しているのか、未だに解消出来ない疑問点が多々有ります。
単純な問題として、ジャムに適したいちごを常温で保管していると腐敗が進む、冷蔵庫で保管するにはスペース的に厳しい場合が多い、このような大雑把な捉え方で生活に適した作り方が生み出されたのではないかとも思います。
グラニュー糖をまぶしただけあって、水分を全く加えずとも、自然と水分がいちごの中から出て来ます。
出来上がったジャム自体を1日ほど常温保存した後は冷凍保存して来年の春までの備蓄とします。
これから採れる果物で食べきれないものや傷みそうなものが大量に有る場合、ジャムにすると後々楽しめます。
豪勢な感じの料理はあまりしない私ですが、保存食(漬物やジャム)などは意外にマメに作ります。
昔から、母が梅干しを漬けたり干し柿を作ったりするのを間近で見て育った事も影響しているのかもしれません。
まとめて作っておけば、多忙な時や体調が芳しくない時にもすぐに口に出来る物が備蓄してある状態になります。
「映える物」「特別な日の物」よりも、「普段から口にする物」「実用的(栄養バランスとして)な物」に重きを置いて食生活を意識するようにしているのも、今思えばこの件と関連していると思います。
親の体質を受け継いでいる事を自覚した10代半ば頃から、料理は親に教わるのが一番賢明だと判断していましたが、ジャムの作り方は教わっていない気がします。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~20番の中から5曲
・ハノン 21~30番の中から5曲
・ショパン ノクターン第20番(遺作)
・ショパン 幻想即興曲
・ショパン エチュードOp.10-12(革命)
・ショパン エチュードOp.10-4
・その他(スケール、アルペジオ、その他)
幻想即興曲やり直し月間と銘打っている割には、毎日幻想即興曲に15分間ほどしか割いていないのではないかと思います。
コーダを丁寧にやり直す以前に、中間部の左手は暗譜出来ていないのか、両手では暗譜して正しい音が判るのですが、左手だけとなると迷いが出てくるので中間部の左手を丁寧にやり直してからコーダを細かく見ていくつもりです。
このような方針に至ったのは、パラデフスキ版の楽譜をみて、中間部の左手運指を大幅に変更した事が一番の原因です。
「木を見て森を見ず」ではいけないと思うのですが、「森を見て気になる木を改善せず」ではいつまでも進歩がないので、中間部を一番美しく奏でる事が出来る運指を考え直すに至りました。
皮肉な事に、今月のテーマである幻想即興曲よりも、革命の方が日々上手くなっております。
ここで思ったのですが、ショパンエチュードは全般的に暗譜し易い曲が多い気がします。
全般的に速めの曲が多いからなのか、練習量の差に起因するのか判りませんが、前者である可能性が高いです。
幻想即興曲も、右手の速いパッセージのパートは左手だけでもすぐに暗譜出来ています。
ただ、速い部分に関しては、ゆっくり練習した後、スピードを上げる為に何度も練習するが故、やはり練習量の差が関与するのかもしれません。
いちごジャムは明日の朝ヨーグルトに入れて堪能しようと思います。