すっかり暖かくなり、の散り際を観賞する気候になりました。

 

 

 約5年前に訪れた時の京都清水寺放生池桜吹雪の様子です。

 丁度風が強い日で、花びらがあでやかに散りゆくひとときを観賞出来ました。

 水面に浮かんだ花びらさえも美しく、外国人観光客の方々もその様子に目を奪われていたのが印象的です。

 散りゆくその瞬間、カメラのレンズ越しにではなく実際の光景に全感覚が奪われたようで、花びらが舞い散っていく瞬間を画像として収める事が難しく、この画像の状態になって漸く撮影を始めたほどです。

 

 京都をはじめとした各地の著名な寺社仏閣の近隣に、数時間和装観光体験が可能なレンタル着物店をよく見かけます。そのような着物を扱う施設を利用しているのか、各地の観光地に日本人女性だけでなく、外国人も多々見受けられるようになりました。

 地域によっては、和装で歩き慣れない利用客に配慮して、足元はスニーカー等の履き慣れた靴で、主に撮影時に写る部分だけの着付けやヘアセットを行う店舗も見られます。

 良くも悪くも、着物を着て日本の有名な建造物や象徴的な光景と共に観光や撮影を行う事は、多くの人にとって魅力を感じる事であり、一定の需要が有る事は間違いないと思います。

 

 

 本日は天秤座満月です。

 

 天秤座乙女座の女神アストレアが片手に持っていた天秤だと言われています。

 太陽金星水星天秤座の私は乙女座の方々に掌握されるのか、乙女座の傘下に入っていた方がよいのか解りませんが、今の時代の「天秤」は星座の形状を表すあの「てこの原理を利用した秤」ではなく、電子天秤ですので、認識を変える必要が有るのかもしれません。

 

 

 本日のピアノの練習について。

 ・ハノン 減7の和音のアルペジオ、属7の和音のアルペジオ

 ・バダジェフスカ 乙女の祈り

 ・ショパン 小犬のワルツ

 ・ショパン エチュードOp.10-12(革命)

 ・ショパン エチュードOp.10-4

 ・ショパン エチュードOp.25-11(木枯らし)

  ・その他(ハノン スケール、34番、36番、同音連打、45番、etc.)

 

 毎日「減7と属7の和音のアルペジオ」を練習項目に取り入れていますが、減7はともかく属7の方に関しては未だに慣れない感触です。

 減7に関しても、未だに楽譜を見なければ途中でどの音だったのか考えなければならず、感覚が掴めていないのではないか危機感を抱いています。

 

 そこで、スケールのカデンツ「だけ」を全調直ぐに打鍵出来るのか考え、やってみたところ…ニ長調は音を迷ってしまい、根本的な理論以前に毎回スケールの終わりの「勢い」「感覚」だけカデンツが出来た気がしていた事が判明しました。

 大人になってピアノを再開し、耳で聴く音と自分が弾いている音との乖離が子どもの頃より強く感じられる事から、聴く和音の音に対して耳が鈍感になっている自覚は有りました。

 カデンツを直ぐに弾けないのは、毎回スケールの下行の際に楽譜を確認しながら弾く癖が付いていた事も一つの原因ですが、音感に問題が有るのでは…と思いつつあります。

 スケールに関しては、上行から始めて暗譜で全調出来た気になっていたのですが、カデンツ「だけ」単独で切り離してみると、相当怪しい処が多いです。

 

 4月はバッハよりもスケール強化月間にした方が賢明かもしれません。

 

 「革命のエチュード強化月間」と銘打って練習してきただけあって、革命結構気持ち良く弾けるのですが、数日間全く革命を弾かなければ底なし沼の如く腕が落ちるのが問題です。

 

 撮影の際、写らない部分に関しては実用性を重視してその様式を全く取り入れようとしない事と、ピアノの和音の中の音を誤魔化して改善しようとしない事とが酷似しているように捉えられてなりません。

 「本物」は、一朝一夕に身に付くものではなく長い積み重ねが必要で、疑似体験はあくまでも疑似体験であるが故、クラシック曲の練習は難しく、やりがいの有る事なのではないかと思います。