本日は朝から冷え込みが激しく、パラパラと粗い上白糖のような雪が舞い散ってきたかと思いきや、あっと言う間に牡丹雪のような本格的な降雪に見舞われました。
上記添付画像の程度の積雪ならあまり交通面にも影響は無いのですが…。
5分も経過しないうちにこの有様…。
写真を撮る手も寒さで悴んできたのでこの後の様子はデータ化出来ておりません。
予てから疑問を抱いていた事ですが、趣味への取り組みの中で「他人の力を借りる事」について、少し記載します。
私は現在完全なる趣味としてピアノに取り組んでおります。
この目的は、自己満足のみで、動機としては諸々有るので此処では割愛します。
そこで、日々の取り組みへのスタンスとして、以前から「就活から逃げてピアノを始めたらド素人が8ヶ月で最難関の英雄ポロネーズが弾けてしまった話(音源あり)」(※著者ご本人様が体験をシェアしたいとの旨、本文中に記載していらっしゃったので問題無いと判断し、具体的にタイトルを記載致しました)のストーリーを読み、感じていた事が有ります。
この著者であるレンガ氏は、英雄ポロネーズ完成までの道のりをストーリー内で「バーチャルプロジェクト」と称し、8ヶ月間の奮闘記から得た教訓の中に、全くの未経験の分野に関して或る程度の次元まで到達する手段として最適な事は徹底的な模倣だと明言しています。
彼は特に習い事として先生に教わっていた訳では無く、独学でやり遂げたようです。
私自身、英雄ポロネーズを第三者に教わっていたのではなく、独学で攻略しようとしていた時期が有ったので、この著者の視点について非常に興味深く当時から読んでいました。
この著者は、この経験が起業した後の人生の教訓にもなっている話として執筆していらっしゃいます。
私が一番関心を持ったのは、最初の段階で知人であるピアノ専攻のM子さんにアプローチした件です。
社会の中で会社に所属し、上の人の言う事に従う事を厭うが故、就活から逃避して自分で作成した「バーチャルプロジェクト」なるものを成功させる為に、自分の持てる人脈を駆使している、この点にこの話は総て集約されていると言っても過言ではないと思います。
そして、M子さんに肝要点を教えて貰おうとする記載は全く無く、M子さんから「無理だと思う」と言われたにもかかわらず、その意見を潔く切り捨てて自らの方法を貫いた事、この点も非常に興味深いです。
この時点で起業家としての素質の片鱗が見られる気がします。
楽譜を入手する為だけにM子さんにアプローチし、肝心な方針は質問しないどころか意見には全く従わない…。
他人の方針に従うのが嫌で就活から逃避した結果作成した「バーチャルプロジェクト」の入口の段階で、他人の力を借りようとしている、この行動自体矛盾を感じたのですが、この件は非常に重要なのでは無いかと今では思っています。
そして、この著者には友人が複数いるにもかかわらず、敢えて知人のM子さんに最初にアプローチした事、この件も人選を間違えないという点に於いて非常に重要だと思います。
私は、英雄ポロネーズについて検索していた昨年9月頃初めてこのストーリーを読んだのですが、英雄ポロネーズ云々よりも上述の「他人の力を借りる事」に着目していました。
今でもこの件についてはたまに考える事が有ります。
趣味で取り組む以上、失敗してもリスクを負う事はほぼ無い、この現実。
平たく言えば、「下手でも全く問題無い」のです。
そして、自己満足の世界なので、最終的に「達成できたか否か」の基準は自己判断に委ねられます。
他者に対して責任を負う事が無い行為については、他者からの見返りは何も無い、これが現実だと思います。
そして、「バーチャルプロジェクト」として自ら企画した事は、他者の介入を必要としないどころか、他者から介入されては全く意味を為さないのです。
私自身も完全なる「バーチャルプロジェクト」のような企画ばかり考えていたのですが、他人に肝要点を積極的に訊く事はしませんでした。
この著者のストーリーの中には記載が見当たりませんが、自分で練習方法を産み出さなくては達成感が無いからではないでしょうか。少なくとも私はそう感じています。
もはや練習方法を考える事が趣味とも言える程です。
私が現在ピアノを習いに行っていて思う事ですが、自分なりに1曲仕上げてからでないと習う意味が無いと感じるのもこの思考に由来します。勿論この方法は非常に効率が悪いです。ただ、過程を楽しみたい、しかし、結果も出したい、この目的を達成する点に於いてはこの方法に勝るものは無いと思います。
現在は、「バーチャルプロジェクト」としてではなく、現実として練習しているので「どこまで他人の力を借りるか」について、価値観が変わりつつありますが、これは今年いっぱい考える必要が有りそうです。
そして、「本日のツェルニー30番練習曲」の魔の15番についてですが、アルペジオが苦手な件に加え、ホ長調が苦手と云う事実が浮き彫りになっております。
まずハ長調に移調してスピードを上げ、原曲のホ長調に取り組もうと思います。
ハノンの1番を嬰ハ長調に移調して練習する方法が教本の最初の方に記されており、これが非常に役に立ったので、月末まで移調する事を視野に入れて練習に取り組もうと思います。
今夜も降雪予報が出されている地域があるようですが、「牡丹雪」と云う言葉も本日他の方から教えて頂きました。
雪の降り方の種類について、雪国在住経験の有る方は表現からして違います。
最初の段階で他人と関わっておくのは大切な事なのかもしれません。