チョコレートで有名なROYCE'(ロイズ)から、心待ちにしていたロイズ ガーデンカレンダー2021が漸く手元に届き、早速開封してみました。
北海道札幌市のロイズガーデン内の花々で彩られた毎年恒例の限定カレンダーなのですが、2020年はピンクや赤を基調として全体像よりも数輪を写していた作品が目立っていたのに対し、2021年収載分は全体像が写っている作品が多く、スタンスの違いを感じます。
そこで、惹かれたのが黄色い薔薇です。
2021年12月のカレンダーの作品となったものを撮ってみました。
最近、ショパンのEtude Op.10-5(黒鍵)を練習し始め、無性に黄色やシャンパンゴールド、夜空に煌めくゴールドの装飾に惹かれていくのを感じていました。
私には、その楽曲から連想する色や季節、雰囲気と云うものが有り、私の黒鍵のエチュードのイメージは、肌寒さの残る春先の午後に重力をものともせず何かが無邪気に跳ね回るレモンイエローの情景。
蝶々がヒラヒラと舞う感覚では無く、そのもの自体は形を変えず、秩序を乱す一線を越えない程度に奔放に軽やかにジャンプを続けているような感覚。
今の季節であれば、クリスマスツリーの天辺の星では無く、その背景に有る硬い材質の金属的な煌めきを感じさせる、点滅して軽やかに移ろいゆくゴールドの装飾から感じる、触感としては吐く息が白い中で繊細な動きに見入る感覚。
私の中では、黒鍵のエチュードから連想する色は黄色なのです。
添付したロイズガーデンカレンダーの黄色い薔薇のイメージとは異なりますが、根本的な色として、赤やピンクでは無く、黄色を基調としたものなので、ここ数日は黄色のものに目を奪われがちです。
黄色のダリアともまた異なる、恐らくお花でイメージに合う物は表現が著しく難しいであろうと思う何かの物体。
トライアングルの金属的な響きを連想する事も有ります。
Etude Op.10-4に傾倒していた頃は赤に目が行きがちでした。
Etude Op.10-8から連想される色はコバルトブルーやラベンダー。1枚の紙に表すとしたら、グラデーションに近いもの。
ショパンエチュードから自然と連想される色が有るので、先程まで黒鍵のエチュードを練習していた私は、黄色に親和性が高くなっております。
曲の練習の進捗に関しては、昨日から漸く両手で通して練習を始めた程度で、それ以前は右手を重点的に練習していた事情も有り、右手のスピードに左手が追い付かない事もしばしば有ります。
数日前、上記添付画像の赤で囲んだ部分の指使いについて、521→521で取るようにしていたのですが、徐々に速度を上げていくにつれ、531→531の方が弾き易い事が判明し、左手を軽視し過ぎていた現実を突き付けられた感じです。
1曲を通して3~4分要する段階なのですが、それでもまだミスタッチが目立ち、片手ずつの練習の強化の必要性を痛感しております。
インテンポで音を鳴らせるようになったら、曲の雰囲気の表現に難儀しそうですが…。
年明けにはこの曲を習えるレベルまで完成させるのが目標です。
Op.10-4は完全に暗譜出来たので、弾き込みを徹底していきたいところです。
来年には曲から受けるイメージや連想する色も変わっているのかもしれませんが…。