同じ内容を表している事柄に関し、表記法が異なる事が世の中には数多存在します。

 本質が同じだとしたら何を選ぶべきか、「見た目が美しいと思うもの」で大抵の場合解決してしまいます。

 

 以前、過去記事に記した、ピアノのレッスン時の聴音について(※下記URLリンク先参照)ですが、

https://ameblo.jp/my-lily0717/entry-12632837846.html

 

 

 以前、異名同音の概念について疑問を抱き、聴音の書き取り時に先生に質問した方は多いと思われます。

 中学1年生の頃、この概念への疑問が払拭出来ず、レッスン終了後よく質問していました。そもそもその時異名同音と云う言葉自体知らず、疑問だらけのまま書き取りを行っていた訳ですが…。

 例に挙げると、As(♭ラ)とGis(♯ソ)は実際に同じ音を指すのですが、書き取り時の表記法が全く異なる為自分でこちらの方がしっくりくると思って書いてみたものの、表記法の違いに何か意味が有るのか、との旨を質問した記憶が有ります(中学生になってもその質問…?と思われた方、聴音時の私は本当にこの次元から全てスタートしました)。

 先生は丁寧に説明した下さったと思うのですが、この内容を調の関係性から全て中学1年生に理解出来るように咀嚼するのは相当難儀したのでは…と思います。吹奏楽部にでも入っていれば良いものですが、全く関係無い部活に入ってしまい、今考えたら子ども相手の習い事の講師とは偉大な存在だったのではないかと実感します。

 

 結局、どちらか迷った時は毎回自分がしっくりくると思った方が正解で、その根拠を理論的に説明するより、見た目が美しくお洒落な方を選びましょう、と言った方が早いような気がします。本当に感性だけでは当然通用しませんが、フィーリングも時には物を言う事が有り、そのフィーリングとは、それまでに積み重ねてきた経験と知識により培われているので、あながちこの思考が間違いだとも言えないと思われます。

 

 数学でよくありがちな、0<θ<π/2 の時、sinθcos{(π/2)-θ}の値が同じで、cos(-θ)=cosθが成立し、式展開の際計算し易い方で表記していくのと同じように、自分がその時使いやすいと思った方を選べば物事の成功率は高いので、同様の理論が当て嵌まるのではないかとも思われます。

 10代の頃、大抵の人が数式の美しさを追求していく事に凝っていたのと同様で、お洒落な方法を選べば聴音も中学生の習い事程度ならば何とかなるのではないか、と云うのが私の見解です。

 

 そもそも、数学と音楽とはリンクしている部分が有るもので、休符の拍数が曖昧になった時などは小節の全拍数から引き算して導き出したり(それは聴き取れていなかったのでは…)アプローチ法が複数有る点も共通しております。

 

 冗談はさておき、上述の理論を習い事に来ているだけの中学生に説明して下さった先生には感謝しております。

 

 

 最近の洋服のサイズ表記については、ブランドによってMサイズの基準がまちまちですので、表記法と内容を統一して頂きたいと切に願います。或るブランドではSサイズと表記してあるサイズが、他のブランドではMサイズと表記してある事がしばしばあり、異名同音ならぬ異名同寸が起こっており、服飾業界に混乱をもたらす原因となっております。

 同じブランド内であっても、デザインにより同じサイズの表記法が異なる現象も起きており、試着室の前の行列が密になる一因となっております。

 

 中学卒業後からサイズがほとんど変わっていない私ですが、中学卒業時点で弾けなかった曲を今では弾けるように練習したいと思います。