乃木坂46の有名曲「インフルエンサー」の歌詞の一部。

 

 48Gを応援している訳では無いし、日本中に相当な配慮をした言葉を用いたとしても、私は秋元康氏がプロデュースした楽曲にあまり興味が無く今まで過ごしてきた。

 そんな私でも、秋元氏の洞察力の真価を発揮した秀逸な詞だと認めざるを得ない。

 この詞に関して言えば、私の心の琴線に触れる言葉を紡ぎ出せる秋元氏に脱帽である。

 口下手な私の状態を上手く代弁した歌詞だとも云える。

 

 「気配以上 会話未満」の後に「恋はいつも余所余所しい」と続く。

 恋に限らず、複雑な想いを抱いた相手、特別な経験を共有した相手、そのような存在には、モニター越しにも言葉をかける事に躊躇してしまう。

 何度もアクセスし、コメントしようと思っても出来ずにコメント欄をそっと閉じる。

 稀に「足跡」として「イイネ」を付ける。

 ほとんどの場合は「イイネ」すら付けることが出来ず、アクセスログだけを密かに残しておく。

 

 ネットが普及してからずっとそう云う風に、非言語コミュニケーションを繰り返している気がする。

 嫌いな訳ではなくて、私が自分の想いを言語を用いて上手く表現できない、ただそれだけ。