2月中旬
やんちゃたちが通う
シュタイナー学校の幼稚園の
アシスタントティーチャーから
「ちょっと相談があるんだけど、、、」
と連絡が来ました。
なんだろう⁇
と思っていたら、、、
彼女が住んでいる
タウンシップの子どもたちを
我が家に連れてきて
プレイデートをしたい
という。
もちろん!
このアシスタントティーチャーは
実はタウンシップにある
シュタイナー学校の出身。
今、シュタイナー学校の先生に
なるために勉強中
彼女は仕事から戻ると
毎日夕方6時に
タウンシップの
近所の子どもたちを集めて
いろんな本を読んであげているという
最初は数人から始まったこの習慣
今では毎日10数人の子どもたちが
やってくるようになったらしい
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そして私は
特に経済的に困難な状況にある
子どもの教育支援に関心がある
10数年前には
南アフリカのリンポポ州で
HIV陽性者やエイズ孤児達の
支援に関わっていたこともある
でも今は駐在妻という立場で
なかなか自由にタウンシップに
行ったりできない
このタウンシップには
学校のボランティアチームと
一緒に2回ほど
シュタイナー学校に
行ったことがあるだけ
現場が近くにありながら
現場に入れないこのジレンマ
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そんな私に
アシスタントティーチャーは
タウンシップから出たこともなく
白人と会ったこともない
タウンシップの子どもたちに
我が家のやんちゃたちと
交流させたいと申し出てくれた!
(私たちは白人じゃないけどね)
早速 日程を調整して
今日それが実現しました!
チャリティではないから
我が家までの交通費は
各家庭持ち
私はサンドイッチと
果物、スナック、飲み物と
会場を提供する
ということになりました
交通費は往復で
僅かR30(240円)程度
でもこの金額を各家庭が捻出するのは
結構大変なこと。
ある子どもが6人いる
家庭は何とか1人分を捻出して
送り出してくれたという
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アシスタントティーチャーが
最初にこの案を子どもたちの
親に話した時
「あなた頭がおかしくなったの?」
と言われたそうです。
実際に私もママ友たちに話したら
必ずしもポジティブな
反応ばかりではなかった
タウンシップから我が家までは
車でわずか30分ほどの距離
でも心理的距離は
思っている以上に
遠いのかもしれない
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さて本日
ようやくタウンシップの
子どもたちとの
プレイデートの日がやってきた!
3歳から14歳までの
子どもたち12人が大集合!
昨日までは7人と聞いていたけど
何とか交通費を捻出した
子どもたちがバス乗り場に
集まって来たらしい
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子どもたちはシュタイナー学校には
通っていないけど
まずは輪になって
グリーティングスパイラル
ひとりひとり握手をして
しっかり見つめ合いながら
挨拶をしました🤝
みんなの一番の楽しみはプール!
半数以上が泳ぐの初めて!
まずは、水の安全について確認
やんちゃたちが
ボーイスカウトで学んだ知識が
役に立ちました
3歳の男の子は
まるでリゾート🏝
一時間ほどプールで遊んだ後は
日本の伝統⁈ スイカ割り!
これ、かなり盛り上がりました!
そして 男の子たちはサッカー⚽️
女の子たちはプールとトランポリン
遊んだ後は腹ごしらえ。
60枚分のパンで
大量のピーナツバター&
ジャムサンドイッチ🥪
を作りましたが、
子どもたちはペロリ平らげました
その後は、
少し落ち着くために折り紙タイム
私は簡単なハート♥️を
作ろうと思っていたら
次男は男子たちを集めて
飛行機✈️を折り始めてました
なかなか頼もしい
そして、私は女の子たちと
ハートを折りました♥️
あっという間に2時間が過ぎ
お別れの時間
夏が終わる前に
また遊びにおいでー!
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ヨハネスブルグには
大きなプールがある施設は
いくつもある
でも入場料がR100-150はかかる
正直、私たちには
大したことのない
金額かもしれない
でもR30の交通費すら
捻出するのが困難な
家庭の子どもたちは
そのような施設にはなかなか行けない
ちなみにここ南アフリカの
ドメスティックワーカーの
日当はR200〜300が相場
この国の経済格差は
半端なく大きすぎる
この格差は縮まることは
一体全体あるのだろうか、、、
と、たまに悲観的に
考えてしまう時がある
でも、だからこそ
子どもたちには
できる限りの可能性を
与えてあげたい
私ができることは
本当に限られているし
自己満足の範囲を
超えられていないかもしれない
でも今いるところで
できうる限りのことに
取り組んでみたいと思うのです