ドレミファ♪ | 菊と斧

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年度末は本当に嫌な仕事が多い。

有り体に言えば書類仕事なのだけれど、いまだにハンコを押したり、毎年同じような数字を記入させたり、なんとかならないものか。

が、一山越えたので、とりあえず安心して春を楽しむことができる。

 

 

今朝のラジオで音階のドレミファの起源の話をしていた。

音楽をやっている人などには常識なのかもしれないが、興味を惹かれたので少し調べてみた。

 

イタリアの音楽教師グイド・ダレッツオ(995〜1050)という人が、それまで音楽は口伝で継承していたものを、それでは不便だし不正確だということでちゃんとした楽譜を作ろうと考えた。それには音階に名前を付けた方がよいということでドレミファ、、、とした。

その元になったのはグレゴリオ聖歌の「聖ヨハネ賛歌」だそうで、その歌詞の各行の冒頭の音をとってドレミファとしたとのこと。

 

歌詞はラテン語なのでここに書いても、とも思ったがついでなので書き写してみる。

 

Ut queant laxis  あなたのしもべが

Resonare fibris  声を上げて

Mira gestorum   あなたの行いの奇跡を

Famuli tuorum  響かせることができるように

Sollbe polluti   私たちの汚れた唇から

Labii reatum    罪を拭い去ってください

Sancte Johannes 聖ヨハネ様

 

これではドとシが無いではないか、と思われたことでしょう。

最初はドではなくUt(ウトウ)と言っていたのを後にDominus(主)のDoに変えたとのこと。

また、当時はシは無かったそうで、後にSancte Johannesの頭文字をとってSJ(Jはイタリア語ではIとなるので)SIとしたとの説が有力だそうだ。

 

ということでドレミのドはドーナツのドではなかった。