源氏物語にはたくさんの魅力的な女人が登場する。
その容貌、しぐさ、持ち物など様々描くことを通してそのうつくしさが語られる中で花によそえられることもよくある。
女主人公ともいうべき紫の上は樺桜に喩えられているが、、、樺桜ってどんな花?よく知らない。
夕顔は呼び名自体が花だが、その娘玉鬘は八重山吹に比せられる。
八重山吹の咲き乱れたる盛りに露のかかれる夕映えぞ、ふと思ひ出でらるる
こんな感じ?
花の比喩はわかったようでわからないものだけれど、源氏物語の中で揶揄的に描かれている末摘む花だけは想像しやすい。
やはりうつくしさを表現することの方が難しい。