J2第38節 vsFC岐阜:
先週の東京ヴエルディ戦に引き続き、ホーム「本城陸上競技場」において「FC岐阜」とのリーグ戦が行われた。
今年のリーグ開幕時には、FC岐阜が話題に上ることが多かった。
FC岐阜の新監督に「ラモス瑠偉」。
さらに、元日本代表のGK川口能活、元日本代表のMF三都主の補強など、FC岐阜のサッカースタイルの変化・成長が話題になるのも頷ける。
前回も記載したが、個人的な「ラモス瑠偉」の感じ方からチーム哲学は、
第1に「闘う気持ちを持ち続けろ」
第2に「頭を使って賢くサッカーしろ」
最後に「場面場面で相手に負けるな」
と勝手に想像した。
対するギラヴァンツ北九州は、東京ヴェルディ戦で同点ゴールを決めた右SBの星原健太がベンチからも外れたが、代わり宮本亨が先発。
右サイドからの攻撃は弱まるが、全体的なレベルアップも必要なことなので、基本スタイルからの補正と、出場した選手の特性が生かされる試合運びに繋げていけば良い
残り試合の中で、今年のスタイルの総仕上げと、レベルアップしたスタイルへのチャレンジが見えてくることを期待して、試合開始を待っていた。
さて、試合内容に入っていこう。
前半の入りは、岐阜が前からプレスしたり、細かなパス交換でブロックを崩しにかかっており、岐阜ペースで試合は進む
岐阜は、途中からプレッシャーは少なくなったが、幾度となく決定機を作り出していく。特に、右SBの宮本亨が敵陣奥深くで行ったロングスローが相手に渡り、全体的に上がり目だったギラヴァンツ北九州も陣形が整う前に、一気にカウンターで攻められる。
シュートの段階で身体を張ってブロックした渡邊将基のグッドプレイにより失点は避けられたが、前半、特にこの場面で失点していると試合の流れは岐阜に傾いていたことだろう。
この日のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)で渡邊将基を選んだのは、なかなか見る目を持ってるねスポンサーさん
もう一つ、岐阜のボランチ高地に対して八角剛史が近い位置でプレーを行い、岐阜の効果的なパスの出所を抑えていたのも守備面では効果的だった
ギラヴァンツ北九州の攻撃時は、両SBを上がり目にしてワイドに開くことで、攻撃枚数の増加と中央を薄手にするなどが試みられていた。
しかし、チャンスがなかった訳ではないが、前半は慎重すぎてチャレンジする回数が少なかった
ゴール前のチャンスでもトラップが手前すぎたりして、シュートできない場面も見受けられたが、次へのレベルアップに向けては、もっとサポート者を増やすなどしてチャレンジできればと、選手自身も思っているかも。
時間は流れ、前半は「0対0」でタイムアップ。
スコアだけで判断すれば普段どおりだが、内容、特に攻撃についてはチャレンジが少なかった印象。
勝負の後半が始まる。
ハーフタイム中にラモス監督のゲキが入ったのか、後半の入りも岐阜が攻勢に出てきたが、時間と共に運動量が落ちていく。
ギラヴァンツ北九州は、FWの池元友樹がMF位置まで戻ってボールを受け、ドリブルでの切れ込みやパス出しの起点としての動きも取り入れ始めた
後半19分、池元友樹が敵陣右サイドのドリブルで相手を守備バランスを崩した後、宮本亨→原一樹→風間宏希への細かくパスが渡り、最後は岐阜GKとの1対1を風間宏希が冷静に決めて先制
ドリブルと細かいパス回しの組み合わせで、皆が連動した動きでの得点だった
この失点で岐阜は得点を取るための動きが目立つようになり、ギラヴァンツ北九州も相手の攻撃に応戦するケースも増えてきた。
ギラヴァンツ北九州は、ただ応戦するのではなく、原一樹か池元友樹のいずれかは前線で張り、カウンターを狙っていた。
後半38分、自陣左側でボールを奪った冨士祐樹は、そのまま池元友樹のポジション取と動きを予測して相手DF裏へのパスを出す。
池元友樹は予測どおりに動いてマイボールにし、相手GKとの1対1の状況も冷静にゴールを決め、貴重な追加点を奪う
そのまま時は進み、タイムアップで「2対0」で勝利。
久しぶりの無失点試合だが、無カード試合にはならなかった点は残念
攻撃面で少しの変化は見られたが、ワイドに開いたSB間の中央への選手の入りが薄いので、これからといった感じ。
このポジションに池元友樹が顔を出して、起点となってボールを動かした時は、皆の連動性が良かった点もあるので、あのポジションへと顔をだす選手が入れ替わりで出てこれるようになると、もっと期待感が高まるね。
この日の勝利で、18勝10敗10分となり、順位は4位ながらも、3位のジュビロ磐田と勝ち点は並んだ。
順位は得失点差での差だけ
「ジュビロ磐田を追い越してリーグ戦を3位で終わる」ことも現実味がでてきた。
ここまで来たら3位(500万)をいただきましょう
この日の来場者数は、4,469人(対2013年比:+1,211人)。
今年の増員は、ギラヴァンツの順位効果の他に、ラモス効果、小倉牛効果、ハロウィンイベント効果などあったかもしれない
2試合連続の4千越えとなったが、まずは近い目標としては全試合が4千を超えるようになるため、チームの成長以上にサポーターが成長するよう「1人が1人のコア層を育成しよう」を地道にやることが重要だ
さて、この日のマッチデースポンサーからは、毎年恒例の小倉牛の特別販売が行われた。昨年と同額で量が半分?だったが、味のほうは満足できる美味しさだった
次節は、アウェイの香川県丸亀(讃岐)の地で「カマタマーレ讃岐」との対戦がある。
残り4試合となった訳だが、今シーズンの仕上げとして全て勝って終わりたいね
そのためには現地で選手を後押しして、讃岐戦も勝利へと導こう。
と言うことで、讃岐まで(日帰で)行ってまいります
個人的には初の四国上陸、そして讃岐うどんを現地で堪能…なんてことも考えつつ
頑張れ北九州、頑張れギラヴァンツ