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シンディの働く若者指南!至難?!

日系、外資など企業で20ウン年間奮闘し、本人、知人の経験から学んだ指南を紹介していきます。実生活では不屈の妖怪課長ですが、ブログではやさしいキャリアコンサルタントとして、シンディが送るメッセージで少しでも悩める若者が元気になってくれるとうれしいです。

どんなに小さい仕事にも、目的があります。

社内で仕事を頼まれた時に、何も考えないでとりかってしまうと、出来上がった時に、やり直したり、修正しなくてはならなくなります。

いわゆる、やらされ仕事で、言われたからやっただけという、的を得てない仕事になってしまいます。

これは、若いうちに数回までは許されても、社会人としての基本ですからできるだけ早く改善しなくてはなりません。

まず、仕事を依頼されたら、何のためにやるのか、誰が、何に、いつ、どのように使うのか、いわゆる1H5Wを考えてみましょう。例えあなたが頼まれた仕事が、何かの仕事のほんの一部だったとしても、全体のどの部分にあたるのか程度は意識しなくてはなりません。

全体像が見えたら、自分の与えられた仕事の目的が見えて来るはずです。

目的が明確になれば、どんな方法で仕上げれば、一番役にたつのかというアイデアと、スケジュールを考えてみましょう。

そして、着手する前に、上司や先輩に確認するようにしましょう。

経験の浅いうちは、要所要所で、確認を取ることが大切です。しかし、何でも聞けば良いのではなく、まずは自分なりに一生懸命考えて、そのアイデアやブランをチェックしてもらうようにしましょう。

目的を把握し、プランを立て、確認する、このステップを自分の習慣にすれば、みんなに認めてもらえるアウトプットをだせるようになるでしょう。
仕事をする上で、最も重要なスキルに、コミュニケーションがあります。

コミュニケーションとは幅広く、人と人、人と組織、様々な関わり合いを含みます。

たまに、専門知識や能力はとても高いのに、なかなか成果が出せなかったり、認めてもらえない人がいます。

組織では、黙々と働いているだけでは、何も始まりません。自分からアイデアを出して、周囲に紹介し、賛同や協力を得て進めて行くものです。

どんなに素晴らしいアイデアでも、実現するまでには、相当な努力と粘り強さが必要です。提案概要が認知されたら、予算の承認、関連部署との折衝など段階によって、様々な難関をくぐりぬけなくてはなりません。

これらの難関こそ、コミュニケーション能力を駆使して突破するのです。

会社の向かう方向、キーパーソンは誰か、その人たちの性格、部署の力関係など、社内政治に精通する必要があります。

その上で、社内にネットワークを構築し、誰とでもそこそこ上手く付き合って行かなくてはなりません。

調子良くて何だか、ズルさを感じるかもしれませんが、自分の正しいと思うプランを実現するには避けて通れないのです。

日頃から社内政治に明るくなり、信頼関係を築き、ネットワークを広げ、サポーターをたくさんつくっておきましょう。いざというときに協力を得ることが出来るでしょう。
あなたは毎月のお給料を、誰からもらっていますか?

私たちは、つい会社からもらっているように思ってしまいますが、正しくは、お客様から頂いているのです。

製造業でもサービス業でも、企業が提供するモノ、コトなどを、お客様が購入する。その売り上げの中から、経費の一部として頂いているのです。

B to Bのビジネスがメインの企業はどうでしょう。
顧客企業が買って下さり、その先に、エンドユーザーが買って下さるから自分の働く企業の売り上げとなり、自分のお給料が頂けるようになるのです。

どんな業務に携わっても、上司の言うとおり、会社の言うとおりにだけ働いていては、魅力ある製品もサービスも生み出すことはできません。

いつも顧客の立場で考えることを身に付けましょう。

あなたの提供するモノ、コトは、お客様が喜んで下さってはじめてビジネスとして成り立つのです。

もし、あなたがより顧客に近い立場で働いているなら、顧客目線のアイデアを会社や上司にどんどん提案しましょう。

顧客企業にも、エンドユーザー目線のアイデアを提案していきましょう。

経験の浅いうちは、「木を見て森を見ず」というように、自分の回りのことや、ひとつひとつの細かい事に意識が行きやすく、広い視野で見ることを忘れやすいものです。

日頃から意識する事で、幅広い視野でバランス良く考える力が身に付き、それが、魅力ある商品やサービスを生み出すことにつながるのです。