階段を上っていくとこんな空間。
いかにもスペインな壁画が楽しく、
一度目 はもっとバルっぽいのかと思って、
ウェイティングで一人で訪れた1階。
あの時に「ここは本格的に食べにこなきゃダメだ」
と誓ってやっとかなったのがこの日。
今回はついにロフト状の2階席にたどりつきました!
意外にもこじんまりとした温かみのある店内ですね。
例によってこちらにたどり着くまでに
チューハイを飲んでおいたので最初の1杯を省略(笑)
いきなりワインからスタートです。
ボトルにしようとは決めていたのですが、
悩んだのは赤にするか、白にするか。。
スペインだから魚介も多いだろうという結論で、
白ワインに決定!こちらのスパニッシュワイン。
サングリアなんかを飲むような
ゴブレットがいいですね。
ガンガン飲めそうで、怖いくらい(笑)
おとぎ話に出てくる兵隊が持っていそうな、
反り返ったナイフがおもしろい。
どどーんと来ましたのはこちらのタパス盛り。
これ見ただけでもう盛り上がりも一気に頂点に!
この日は本格気分なんでコースでいただいたのですが、
こうやっていろいろ出していただけるとうれしい。
まずもって最初にいただいたこれがもう絶品!
合鴨のテリーヌです。
濃厚な味付けの奥には鴨ならではの滋味が。
お野菜の食感もあいまって素晴らしき一品に。
あぁ、もう困るよ~、飲めちゃって困るよ~
そして海の幸のマリネ。
やっぱりこれですよね、タコ!
ヨーロッパでもタコを食べるのは
ギリシャ、スペイン、イタリア、南フランスなどの
地中海沿岸の国だけなのですってね。
なんとなく、タコを食べる国と料理の美味しい国は
かぶるような気がするなぁ。
そして肉肉しいところではもう一品。
オリーブとハムのゼリー寄せ。
ぬふふふふっ!こういうのも好き☆
テリーヌっぽいヤツは好きなんだと気づきました。
そしてこれね、メジャーなところで
スペイン風オムレツです。
じゃがいものボリューム感が
空きっ腹にここちいい。
ごめんなさい。最後のこれだけが名前がわからず。
食感もよくて塩味が白ワインに合ってよかったんですが。
真ん中に飾りであるだけと思ってたニンジンさん。
実はこれがとびきりにうまいのです!
なんだろー、このニンジン。
ついつい食べ続けてしまう美味しさ。
パンが出る頃にはすっかりスペイン人になった気分。
フラメンコでも踊りだすかと不思議な感覚。
一通りいただいて小休止すると、
こうしてタパスだけでも食べに来るという手もいいな、
と一人でニンマリしちゃう、ボク。
わぉーーーっ!!きましたねーー!!
アツアツのグツグツのヤツが登場です!!
これもスペインの代名詞の一つですね。
アヒージョはこの日はムール貝で。
撮影している間にちょっと温度が下がっちゃったけど、
久々に動画もいってみましょう!
なんだかアヒージョが出るたびに動画を撮っている気がする・・・。
このムール貝ってヤツもその見た目だけで、
パエリアを想起させる、いかにもスペインな貝。
アツアツのところをほおばれば、
バレンシアの風が吹き抜けていきます。
(↑合ってるか?)
続いては・・えっ!?本当ですか!?
イベリコ豚のグリルですって!!
イベリコ豚をこんなに大胆に使っちゃっていいんですか!?
キャーーーーッ!!
豚好きとしてはもうたまらないビジュアル!
確かに今回はベジョータの生ハムはなかったんで、
ここで豚は非常にうれしい登場です。
もうこうなったらガッツリといただきます。
大口あけてあーんといっちゃいまっす!
くー、赤ワインがほしくなる瞬間・・・。
さぁ、ここでいよいよメインが登場しますよ。
やっとたどり着けた念願のアレ!!
キターーーっ!!パエリアきたーーっ!!!
キャー、キャーッ!!もう大興奮です!!
なんとも豪快に盛られたザックリ感がステキ!
この日は魚介のバレンシアパエリアにしました!
しかし、もうこのビジュアルったら!!!
ヨダレがとまらぬ~!!もう書き続けるのツライw
こちらのパエリアはサフランライスが上からは見えずに
お好み焼き状の具材でフタされている感じ。
呑ン兵衛としてはこちらの方が、
おつまみになっていいかな、とか思ったり(笑)
中にはもちろん、ライスがいい塩梅に!!
くー、たまらん。たまらんオブザイヤーですよ。
しっかし!!うまいっ!!うまいぞよっ!!!
なんでしょうね、この魚介類たちの大合唱は。
日本料理の魚介の世界とはまったく別。
和食の調和のとれた穏やかなハーモニーは
それはそれで美しく素晴らしい均整のとれた世界。
でもこのスペインのパエリアというヤツは、
もっと荒々しく、豪快な感じ。
でも決して粗野なわけではない。
ヒスパニックの魂の鼓動!
魚介類一つ一つの主張がすごいんです!
それぞれの味わいが濃厚で舌に歯に一つ一つの
存在感を強く強く感じるんです。
魚介エキスの濃さが一つ一つから出ている。
そして全体としては調和というのは別の世界で、
一つ一つが存在しながら、そのままが全体になっている感じ。
それは決してバラバラということではなくって、
一つ一つの存在が気がつくと全体になってるイメージ。
あぁ、もうここへきて一気に白ワインはなくなり、
赤へチェンジしてしまう、ボクです。
この濃厚なパエリアには赤ワインくらいでもいいかもしれない。
しかし、やっぱりすごかった本格スペイン料理。
魚介類を食べる民族は食にこだわると思ってましたが、
日本とくらべてこんなに文脈が違うとは驚きです。
今まで食べてたのは和風の“パエリア風”だったんだと、
思い知らされた日でした。
しかし素晴らしいスペイン料理。
あぁ、自分で書いていながら、バルに行きたくなってしまう。
こんなお店がしっかりとある京都がやっぱりすごいですね。
烏丸店の方もいってみなければ。。
フィゲラスさん、ごちそうさまでしたー!
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フィゲラス祇園本店
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