仙台・くろ田 | 酒リーマンのフードライフat京都

酒リーマンのフードライフat京都

京都のお酒&おつまみが大好き!お酒を愛する酒リーマン。青年よ、大酒をいただけ!


今日から少しだけ、番外辺として仙台出張篇をつづらせてください。


京都ファンの方には申し訳ありませんが、他の地の良さを知ることで

逆にその土地の良さも見えてきたりするものですから。


よくお世話になるアジトのお姉さんによれば、

読者の方の中には「出張の記事つまらない」という声もおありだそうですね(笑)


そんなこといわないで、つきあってくださいよーっ!



酒リーマンのフードライフat京都-くろ田


というわけで仙台。実に数年ぶり、といいたいところですが、

実は去年も仕事で来ています。


ただ去年は日曜日だったのでボクが行きたかった主要なお店はみんなお休み。

今年はなんとか平日に来ることができました!


それも自由度マックスな一人!!

そうなったらもう、行きたいお店がたっくさん!


久しぶりにお客さんにお会いするのも手かもーとか。

年賀状のやりとりがまだ続いているお客さんはうれしいものです。



酒リーマンのフードライフat京都-くろ田


ただそうはいっても旅行なわけではないので、許される時間はわずかですし、

お財布の中身も東北の冬に負けず劣らずの極寒(泣)


このブログを立ち上げてから、結婚前のヘソクリ貯金は減る一方です・・・。


そんなことはさておき、ボクが仙台に来てまず行きたかったお店がこの焼鳥のくろ田さん!

結局うかがうのは10年ぶりになっちゃいましたよ、懐かしい~!


どうしても行きたかったので、早い時間に混むのは知りつつ、

一人外で席が空くのを待ち続けました。



酒リーマンのフードライフat京都-ホッピー


19時前のピーク時のお客さんが回転してやっとのことで入店!

2階席もありますが、もちろんカウンターです。カウンターこそがお店の臨場感。


まずはホッピー!これです!このホッピーです!

もう思い出せない当時はホッピージョッキだったかな。この焼酎で3杯飲めたな。


まさに10年ぶりだー!!!

その昔まさに今のボクの年齢くらいの先輩と二人で通ったものです。

新入社員に毛が生えた頃からですもんね。



酒リーマンのフードライフat京都-お通し


これです、この絵!!東京じゃなくて、仙台ですよ、ここ!

思えばボクはここで本当の意味でのホッピーの洗礼を受けたのでした。


全部入れずに残しておく、中だけを頼む、マドラーをビンの方に刺す(今はダメですケド)

なみなみと注がれる一升びんの焼酎がうれしくて、ついつい飲みすぎたものです。


やっぱりボクのホッピー観はここから始まっているようです。

外で飲む、業務用のビンで飲むからこそウマイのがホッピー。


関西でうまいホッピーに出会えていないのは残念です。もっとリサーチしなきゃ!?



酒リーマンのフードライフat京都-お通し


おぉーーっと!実は気になっていたでしょ、こっちの方が!

これがくろ田さんのお通しでもある、煮込み!


この透明スープがまた他を寄せ付けない、お店だけの味わいを秘めているのです。



酒リーマンのフードライフat京都-お通し


この巨大なモツを見てくださいよ!!これがまた泣かせる程にうまいんだなーっ!!


もう、10年ぶりのボクとしては一人なのに興奮してだれかに伝えたくて

でも結局ツイッターしかなくて、だったりしてー。でもうまいものはうまいのよ。


これがもう一口食べるだけで、3口は飲めてしまう、という強烈な味わい!

関西から10年ぶりのボクにはひさびさ衝撃的なしょっぱさでしたが、これは飲める!!


もうこれだけを目指してうかがいたいくらい。

やっぱり煮込みがうまいんですよね、老舗の昭和の良さを残したお店は。



酒リーマンのフードライフat京都-なか


思わず中をお代わり~!!いいよね、焼酎はこんぐらい入っててほしいですよね。

10年前は焼酎が7割くらいまできていたような気がしますけど(笑)やっぱり記憶は美化されるの?



酒リーマンのフードライフat京都-やきとり


そしてセットの焼鳥が登場です。そうです、くろ田さんは焼鳥屋さん。

キターーーー!!これですよ、これを先輩と二人でつまみながら、飲みましたね~


仕事の話も半分。それ以上に今晩、国分町はどこにいきましょかーって作戦会議。

ここで軽く腹ごしらえをしながら、その日の構想を練るのでした。


あー、素晴らしき独身時代・・・。




酒リーマンのフードライフat京都-さーびす


席が空くまで待っていたのを気遣ってくださったのか、

サービスで山菜をいただきました!


ゴメンなさい、名前が出てこないんですが、女将さんのおうちで取れたヤツだそう。

これがネバネバ系の味わい深い山菜でうまい!!!


本当に久々にこのかつお節とお醤油の世界を堪能してます。

関西ではこうはいかないですからね、おダシの上質な世界になる。



酒リーマンのフードライフat京都-チューハイ


あまりにも美味しかったので、お酒をプラスオーダー、チューハイです!

このベタベタな感じ?大阪とはちょっと違う、もっと素朴で口数少ない感じ(笑)


これがうれしいんです。ボクにはこの方が合っているのかも。

沈黙が怖くてしゃべる方のタイプですが、実はこうした悠然とした時間がシアワセ。


どうもボクの父方の方の祖先は山形に通じるらしいので、やっぱり東北が合うのかも。

東京下町の文化も東北に通じるものが多くてやっぱり面白いですね。


文化人類学的に考えると、やっぱり九州勢の西の勢力が京都まできて、

それをこして名古屋あたりにいって、そのまま東京の西へきたのかな?


一方、東北勢はお江戸を目指して下って、東京でも東に勢力を伸ばしたのかな。

東京下町=城東はやっぱり東ですからね。千葉へ抜けそうなくらいに。


それって焼酎の甲類、乙類の分布と同じで面白いですね。




酒リーマンのフードライフat京都-くろ田


そんなわけで10年ぶりのくろ田さん、ありがとうございました。

一人でしたが、すっかり想い出モードで、先輩とカウンターで話した頃を思い出します。


あの頃はよかったなぁ、なんて絶対いいたくないんで言わないですが、

転勤族のボクらとしてはたまたま居合わせた数年というのは代えがたいものなんです。


きっと先輩のことだから、どこかでまた酔っ払ってバカ笑っているでしょう。

「なに?くろ田行ったのか?あそこ狭くてなー」なんてね(笑)


そんな想い出断片を少しだけ。ごちそうさまでした!




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くろ田

宮城県仙台市青葉区国分町2丁目11?23
022-261-2637

http://r.tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4003830/