2007年の前回調査で入試問題作成の外注を報告したのは71大学だった。
それを受けて、同省は全国の大学に入試問題の独自作成を通知していたらしい。
ところが、今回の調査では27校の増加する結果に。
しかも、98校というのは外注委託を自己申告した大学数であって、実態はさらに多くなるらしい。
200校くらいと考える業界関係者(入試問題作成受託業界?)もいるらしい。
入試問題を受託作成しているのは、仲介するコンサルタント事務所を経由して、予備校講師らがあたっているらしい。
確かに、大学の入試問題を受託できるとしたら、予備校講師くらいか。
ところで、大学入試問題作成の外注は、何が問題なのだろう。
文部科学省によると「各大学の独自の教育理念に基づいて入学を求める学生像を示すアドミッションポリシーの放棄」ということになるらしい。
でも、これは建前論のような気がしないでもない。大学が外注先に教育理念に基づく指示を出していれば、求める学生像を示すことは叶なはず。
外注したからといって、類似の問題を使いまわすわけではないはず。
ただし、予備校講師たちが入試問題を作成している、というのは気になる。大学と予備校の癒着みたいな事態を招きそう。癒着することが目的ではないとしても、持ちつ持たれつみたいな関係が深まれば、そういう流れになってしまうかも。
そのうち、複数の大学の入試問題を受注作成していることが、予備校の宣伝文句になったりしたら、本末転倒になる。
こう考えると、入試問題の外注化は問題かも。
結局のところ、入試問題の作成を外注し、企業が求めるような人材を育てられない大学は、淘汰されていくべきなのかも。