7か月の検診で、口唇裂が発覚し
その日は、思い出しては泣きました。
口唇裂が今では、キレイに治る事は分かっているが
どうしても健康な子供が欲しかったので、悲しかったです。
翌日も仕事が休みだったので、2日間は泣きました。
「仕事が休みで良かった~」と思いましたが、
実は、この仕事が私の精神を和らげてくれました。
2日後、いつものように仕事へ行くと、
当たり前の事ですが、目の前の仕事をこなしていかなくてはなりません。
赤ちゃんが口唇裂だろうが、なんだろうが
悩んでいるヒマなんてありませんでした。
仕事って、時々ストレス溜めたりと大変ですが
救われる事も多々あるので
本当、感謝・感謝★の仕事サマサマでしたよ!
それから
帰ったら帰ったで、2人の子供の世話に追われるわけで・・
結局泣いた期間は、たったの2日間でした。
それでもどうしても、お腹の赤ちゃんの事で悩んでしまった時に
救ってくれたのが、
なんと次女が産まれた時の赤ちゃんの写真でした。
不安になって、パソコンや携帯でネットを見たり
情報収集すればするほど、怖くなりました。
口唇裂は15%の確率で合併症がある事も知り、
次女がその名の通り、四肢障害と口唇裂で合併症があったんだと
思い知らされました。
とにかくネットで詮索する事は辞めようと思い
何が私の精神を和らげてくれるんだろう?と考えた時
次女が産まれた当初、
口唇裂や四肢障害があったにも関わらず
『やはり我が子は可愛い~』という感覚があったのを思い出し
その時の写真を常に持ち歩くようにしました。
赤ちゃんが、お腹の中に居るとは言え、
あまりリアルに感じる事が出来なかったので
次女の写真を持ちながら、「やっぱり障害があっても我が子は可愛い~」と思える事が
不安より勝ったのです。
それはそれは、どんなお守りより抜群に効くお守りでした
それから他に私が心掛けた事は、
その①、先生(ドクター)へ不安要素を全て聞く。
特に私が心配だったのが、合併症だったので・・
四肢に障害は無いかどうか・・・、入念にエコーでチェックしてもらいました。
「両手両足はあるのだが、指まで細かく見れない。」と言われたが、
両手両足の手首、足首までは、確認出来ていたので
とりあえず一安心。
口蓋裂もあるか不安はありましたが
こればっかりはエコーで確認が出来ないので
幸い次女には口蓋裂が無いので、お腹の赤ちゃんにも
無い事を願うばかりでした。
そして
その②、次女のように早産にならないように気を付ける。
次女が産まれたのが、3か月も早い早産で
未熟児網膜症等で、大変な思いをしたので
クヨクヨせず・・とにかく正産期に産む事が
今の私に出来る任務だと言い聞かせ、気を付けた。
最後に
その③、口唇裂の事は、両親・義両親には産まれるまで内緒にする。
赤ちゃんを目の前にすれば、あまりの可愛さに
おじいちゃん、おばあちゃんもメロメロになります。
事前に口唇裂を伝えては、不安を与え余計な心配をかけてしまうと思ったので
産まれて、顔を見てもらって
それから伝えようと決めました。
⇒実は、この作戦・・今だから言えますが
成功だったと言えます。
目の前に可愛い赤ちゃんが居れば、ぐちゃぐちゃ言われずに済みます
しかし、旦那に伝えるのが大変だった~
泣かずに伝えようと思っていたけど
どうしても、声が震えちゃって。
でも旦那も恐れていたのは合併症だったようで
「口唇裂だけでしょ?他に問題はないでしょ?」と
言ってましたわ。
口唇裂がある事を知って、まず相談したのが
カナダに居る実姉。
姉も
「口唇裂だけでしょ~。キレイに治るんだし・・
妊婦生活を楽しんでよ~!!」と言っていた。
完全に妊婦生活を楽しめた!!とまでは
いきませんでしたが、バタバタしながわ
産休を楽しみながら
ついに出産の日を迎えました。
出産・長男誕生へ続く。