今から64年前の今日、
1945年8月9日11時02分
長崎に原爆が投下
世界で唯一の被爆国である日本で
生を受けた私たちが
絶対に忘れてはいけない日。
たったひとつの核爆弾によって、
一瞬で何の罪もない7万4千人もの人々の命が奪われたという事実
人間の悲しい記憶は
月日が経つとともに薄らいでゆくもので、
忘れていくからこそ生きていける。
だけど、この記憶だけは風化させることなく
語り継いでいかなくてはいけない記憶。
あの夏の日、一瞬で世界は変わってしまった。
だけど今の日本で暮らす私たちには実際戦争というものがリアルではなくて、
テレビのブラウン管を通して見る
遠い国の出来事
きっとそんな感じ。
だけど今日だって世界のどこかでは争いが起こり、
誰かが傷つき血を流し、
何の罪もない人々が命を落とし、
子供たちの笑顔が奪われていってる
それは紛れもない事実。
いつの時代だって、争いからは争いしか生まれない。
世界唯一の被爆国である日本に住む私たちだからこそ
世界に向けて伝えられる大切なメッセージってきっとあるはずなんだ。
だから私たちは絶対にこの日を忘れちゃいけない。
たとえばさ、簡単なことだけど
隣りにいるひとと手を繋げば温かいと感じられる。
でももし世界中が手を繋げたら
その時きっと争いはなくなる。
私にはたいしたことはできないけれど、
たとえば銃の代わりに音楽をかざせば
そこから少しだけ世界をかえることはできるかもしれない。
その世界がはじめは小さなライヴハウスという世界だったとしても。
誰かが歌っていたみたいに
歌だけじゃ世界は救えないけれど
でも、音楽には凄いチカラがあって
きっと地球最後の日まで音楽だけは絶対なくならないモノ。
だから私は音楽を通して見える
その笑顔のひとつひとつを心から大切にしたいって思う。
いつか音楽のチカラで世界中から銃声が消えて
素晴らしい笑顔がいっぱいに溢れる日がきますように。
そして二度とあの夏の日を繰り返すことがありませんように。