サウスコヨーテビュートを後にし、次に向かうはホワイトポケット。
ここは抽選は無いけれど、トレッキングに慣れていない人はガイドを付けないと道に迷って帰ってこれなかったり、この夏場だと命にも関わるので、ガイド付きを推奨されている場所です。今人気急上昇の場所なんですが、そのうち此処も抽選対象になるのではないか?と言う記事を何かで見ました。
此処はどんな場所かと言うと、これまでとは180度変わった土地です。
どんなのかというと、白いんです。
茶色い大地に突如現れる白い岩肌。
メロンパンみたい…と娘の言う通り、盛り上がって亀裂が入っていて、まさに白いメロンパン。
ここホワイトポケットに立つと、まるで地球とは違う星に降り立った様な気分になります。
曇天の空が尚一層、不可思議な雰囲気を増長します。
丸い不思議な穴。どうやって開いたんだろう…?
火星探索中(笑)
何処を見ても不思議な風景
うわ~い!まるで滑り台だ~!
お、落ちる~!!(笑)
ここでもモンスーンの猛威が忍び寄ってきました。
風強い!もう雨が降りそうです。青空だったらもっと綺麗だったんだろうなぁ…と旦那は残念そうに何度も呟いてました。
今回はサウスコヨーテビュートとホワイトポケットの欲張りツアーを依頼したんですが、どちらか1つをしっかり回るツアーにしても良かったかもしれません。余裕がある方は是非それぞれを1日でしっかり回ってみて下さい。きっとどちらも甲乙付け難いと思います。
ガイドの方に、ツアーを回る前にどちらがオススメか聞くと、両方と言われ…
『どっちの子供の方が好きかなんて答えられないだろ?』との一言。
上手い事言うわ~!
確かに2か所回ってみてどちら良いかなんて決められませんでした。
子供達はガイドさんにかなり懐いていたので、別れる時に娘はとても悲しそうでした。
でも、悲しんでもいられません。何故なら…ここから夕陽を見にブライスキャニオン国立公園に向かうのです!
車を走らせ着いたのは7時過ぎ。それでもまだ明るいです。ただ雲が厚い!
ガイドブックの様に黄金色見染まる渓谷は難しそうです。
他のキャニオンとは異なる形のブライスキャニオンは、夕日に染まっていなくても子供達には刺激的だったようです。
まるでこけしの様だ…と何かに書かれていましたが、これはフードゥーと呼ばれるもので、激しい凹凸は雨風による浸食の芸術品ともいえます。今回グラウンドサークルを回る事を旦那が職場の人に話すと、みんな『ブライスキャニオンは良いよ!』と勧められたそうです。
確かに納得です。
このフードゥーは、ソーズ・ハマーと呼ばれていて、マーベルヒーローにも出てくる北欧神話の神ソーの持っているハンマーを指しています。
此処のトレイルもかなり有名だそうです。
今回の旅でどこに行くか予定を組む時にも検討したんですが、夕日を見るに留める事にしました。
この渓谷をジグザグに下って行くナバホトレイルは、狭い岩の隙間を通って一本立っている樹齢数百年のモミの木を仰ぎ見てグルっと回って上がってくるトレイルです。私達は予定的に行けませんでしたが、グラウンドサークルを回る検討をしている方は、是非トライしてみて下さいね。
少し雲間から橙色の光が渓谷を照らします。はるか遠くの山頂が黄金色に光っています。
この渓谷全部が黄金色に染っているのを想像すると、きっとため息も出ない程凄いんだろうなぁ~と思いました。
ツアーでグランドサークルを回る時、ブライスキャニオンとザイオンを同日で回るツアーが多い様ですが、此処は是非、それぞれ回る方が良いと思います。
明日はグランドキャニオンです!
続く