午後からはアーチーズ国立公園です。

このアーチーズ国立公園は、世界で1番アーチ状の岩が集まる場所です。
まずはユタ州のシンボルになっている、デリケートアーチを目指します。デリケートアーチは、少し高い場所にあって、下から見るビューポイントもあるけれど、せっかくなのでトレイルをして近くまで行ってみることにしました。
この暑い時期だからか、トレイルの入り口にはレンジャーさんが立っていて、水を持っているか確認していました。持っていない人は引き帰す様に言われていました。
たっぷり水を用意して出発。
最初は平坦な道のりだったけど、しばらくすると急な岩肌の坂を登るようになります。ガイドブックで見ていたよりずっと坂がきつく感じ、暑さもあり、もうここで私と娘は心を打ち砕かれ、超スローペースに。
旦那と息子との距離はどんどん離れていきました。べそをかく娘を励まし、少しずつ休憩をしながらデリケートアーチを目指します。
後で旦那に聞いたところ、息子も途中へばって泣き言ばかり言っていたそうです。
 
娘となんとか登りきり、出発から約1時間後、ようやくデリケートアーチとご対面。
はああぁ〜〜!と大きなため息が出ました。
辛い思いをして登って目に飛び込んで来たアーチを見て膝から崩れ落ちそうになりました。疲労からくるものと、太陽を浴びて立っているアーチがご苦労様~と手で大きく丸っと描いているようにも見え、気が抜けてしまいました。アーチの真下まで行くとなんて大きく、なんて不思議な形をしている事か。此処は夕日を浴びて真っ赤に染まるアーチが素晴らしいんだそうですが、この道を日が暮れた中歩いて帰るなんてかなり大変。日中でも十分綺麗でした。
 
皆でゆっくり車まで戻ります。
登る時は余裕がなく気づかなかったけど、こんな穴からデリケートアーチが見えるポイントがありました。
ゆっくり降りて、今度は車に乗って下からのビューポイントに移動。
頑張って登ったなぁ…としみじみ感じました。
 
その後、公園内を回ってウインドーズセクションに移動。
このウインドーズセクションにはダブルアーチとノースウインドー&サウスウインドー、タレットアーチの3つが集まっています。
アーチから抜ける風が強く、時折帽子が飛ばされそうになりました。大きな岩と大きな穴、それぞれの造形がとても素敵でした。
 
ダブルアーチは2本のアーチが左右に伸び、Vの形を作っていて、凄かったです。
息子は穴までのよじ登って、そこからの景色と風を楽しんでいました。
ウインドーズセクションを出た辺りから、雲行きが怪しくなってきたので、バランスロックに急ぎます。今の時期はモンスーンのシーズンで、毎日夕方からどこかで夕立と雷が発生していて、今後私達の旅にも立ちはだかって来る事に…
 
バランスロックに到着。
米粒みたいな形の岩が見えてきました。
歩いて近づいてみると、思っていたより大きい!下の岩と繋がってる部分はかなり細い。落ちてこないかハラハラした。
歩いて違う角度から見ると、おはぎみたいな形に見えました。見る角度によって違って見えて面白かったです。
 
今回時間がなく、見れなかった部分もありましたが、大自然の作り出したアーチがとても雄大で素晴らしかったです。
 
明日はモニュメントバレー!
 
続く