さて、英検を終えた翌日、今日から観光開始です。

NYに来て感銘を受ける日本人も多い様で、一体どんな所なのか期待と不安でドキドキしながら出発。

私達はハドソン川を挟んだ向かいのNJ(ニュージャージー)側にホテルを取っていたので、フェリーに乗って渡ることにしました。

対岸にマンハッタンが見えます。

あいにくな曇り空。更に6月だというのに気温がかなり寒い。早朝は10度ちょいで、完全に服装を間違えた!念の為に用意した薄い上着でしのぎますが、子供達ですら寒い寒いと言う始末。ごめんよ~( TДT)

しかし船に乗って対岸が近づくと、ビル大きいねー!とテンションも上がってきました。

フェリー乗り場から携帯のナビを駆使して最寄りの地下鉄の駅(メトロ)まで歩きますが、20分程歩きました。

今にして思うと、ここからが子供達にとって長く険しい旅の始まりだったのだろ…

 

メトロ乗り場に着き、メトロカードを購入。7日乗り放題を観光サイトなどで勧めていたけど、NY観光はこの一日だけなので、金額を指定して購入。電車に乗るのも慣れていない子供達は、カードを上手くスワイプ出来ず、なかなか入れず多少アタフタしましたが、なんとか無事入場。

日本の電車みたいに看板にどちら行きと矢印もなく、このホームで良かったのか不安になり、息子に並んでいる女性に聞いてもらいました。

無事合っていて一安心。

いざ目的地、セントラルパークの最北地へ!

New Yorkerが愛してやまないセントラルパークとやらを散策しよう!

元気に写る息子は、この後、母のせいでとんでもない事になるとはつゆにも思っていなかったろう…

この公園は約3.4Kmで、ペルーでワイナピチュを登った経験もあるし、それぐらい歩けるだろう、なんて軽く思っていたのが間違いでした。

早い話、迷子です(笑)

公園の地図を携帯マップで見ながら歩いていたんだけど、旦那に何度も『そこ違う』と指摘されて、右往左往。

公園の途中にメトロポリタン美術館と自然史博物館があるので、そこにも寄りたい。公園を挟んでほぼ真向かいなので、まさに右往左往状態で、段々子供達も歩き疲れてきました。

やっと到着!

写真上部はメトロポリタン美術館。

入場料は寄付制だったんだけど、2018年の3月から$25/大人の固定額に変わりました。まぁ$25なら妥当じゃないのかな?世界最大級の美術館なんだし。12歳以下は無料だし。しかし今回はNY1日の弾丸ツアーなので、入っている時間がない。写真とピンバッチだけ買って次の自然史博物館へ。

写真下部は自然史博物館。

ここは映画ナイトミュージアム1の舞台の博物館です。

こちらも写真とピンバッチを買って次の目的地へ。

NYと言えばタイムズスクエア!

めまぐるしく変わっていく電光掲示板や街頭テレビに、わ―都会だー!と素直に関心。新年のカウントダウンにみんなここに集まる様子を思い返すと、とんでもなくすし詰め状態なんだろうな…と思いました。

LINEショップがありました。デカい!!

チュロスを食べてちょっと休憩。正直息子は足がかなり辛そう。

頑張れ×2と声を掛けながら、ここからエンパイアステートビルまで歩きます。

NYだからなのかな?展望台に行く時に見かけるスタッフさんがホテルマンみたいな、ちょっと格式高い感じの制服を着ていました。後でもう一度調べてみたら、『街を代表するアールデコ様式のオフィスタワー』って事で、なるほどなるほど~って感じでした。

また、このエンパイアステートビルは映画キングコングでゴリラさんが登ったビルとしても有名です。ピンバッチにもキングコングがビルにくっついてました(笑)

86階の展望台では街が一望できます。

風が寒い!(笑)

自由の女神も遠目ですが見れました。見下ろしてみると、凄いビル群です。

ここエンパイアステートビルは夜景がとても人気らしく、夕方からかなり混むそうです。チケットも再入場できるチケットがあって、昼と夜の2回来るっという方も多いようです。そりゃこのビル群の明かりの夜景は綺麗でしょうねぇ~

展望台にある双眼鏡はお金を入れなくても見れました。その事に子供達は大喜び。歩いてきた道を楽しそうに探していました。

NY旅行の行程も終盤。

メトロに乗って9.11記念館へ。

再建されたワールドトレードセンターと、かつてのビル跡地に出来ている2つのメモリアルプール。9.11のテロをテレビで見たので、なんとも言えない感じでした。雰囲気も少し重い空気でした。美術館や自然史博物館でも手荷物チェックはありましたが、ここは空港みたいに手荷物をX線でチェックし、そして金属探知機を通過して入ります。

ひしゃげた鉄骨や写真でピクセル画の様に作られた星条旗、ニュースの映像やパネルや遺品など展示されていました。

残った鉄柱に書かれた文字の説明を息子が読んでいたので説明してもらうと、救助に駆け付けた消防、レスキュー隊が生存者がいないか確認した各チームの番号が書かれているんだそうです。探し漏れがないか、何度も何度も他のチームでその場所を捜索した印なんだそうです。表も裏もこの印が残されていて、懸命な救助活動が伺えました。

ここに来た世界各国の人たちの平和に対する思いをメッセージとして残せる大きな電子パネルがありました。国を選んでメッセージを書き込むと、世界地図が浮き出て、書かれたメッセージが浮き出てくるというハイテクな物がありました。息子に何か書けば?と勧めると、物凄く悩んだ後に書き残したものは『へいわだいじ』

なぜ日本語~?!Σ(゚Д゚)そしてなぜひらがな!?

『なんて書けばいいか悩んじゃったから…』とのこと。

マンハッタンだけじゃなく、ここも是非足を運んでみることをお勧めます。

再びメトロに乗って、最終目的地、ブルックリン橋までやって来ました。

このブルックリン橋は石と鋼鉄で出来た橋で、NYを代表する橋だそうです。

私が見てみたいと予定で組んでいた為に、ここまで来た時点で子供達はクタクタで、足が痛いと少しぐずりだしました。

ごめんよ、ごめんよ~!(ノД`)・゜・。

糖分補給して後はメトロで帰るだけです。

やったー!疲れたねー!でも楽しかったねー!とアイスを食べながら話す子供達。

だが…私達はすっかり忘れていたのです。

フェリー乗り場までメトロを降りて歩くことを。

そう、20分かけて…

 

最後の20分、涙を浮かべ息子は頑張って歩きました。

ホテルに着いて旦那の携帯の万歩計を見ると、歩いた総数3万6000歩でした。

うええええぇ!?Σ( ̄□ ̄|||)

と叫んだのは言うまでもありません(笑)

 

つづく