SF 2日目
SFの有名なものはたくさんありますが、絶対に押さえておかねばならぬ場所が2か所あります。
1つ目は…
ピア33から船に乗って向かい場所と言えば…そう!アルカトラズ!
映画『ザ・ロック』でも舞台になりました。海に浮かぶ脱獄不可能な孤島の刑務所。
海風が半端なく寒い!
フェリーで島に向かう間、デッキに立っていたんだけど本当に寒かった!見えてきたアルカトラズの先にはゴールデンゲートブリッジが見えます。
アルカトラズに上陸です!
数か国語のパンフレットが$1で販売されています。日本語もありました。
さぁ、とうとう監獄に入っていきますよ~
入ってすぐに広い部屋があって、そこにはシャワーが。
ここに投獄された人は、ここで全身を洗って何も隠し持っていないかチェックされるんだそうです。このシャワー室の先に、係りの人がいてヘッドフォンを貸してくれます。嬉しい事に日本語にも対応。日本語のアナウンスガイドを聞けるので、とても為になります。
私と娘は日本語、旦那と息子は英語のヘッドフォンを借りました。
アルカトラズに収容された中には、有名な犯罪者も数多くいたそうです。アルカポネもここに収容されていました。この写真の人たちはかなりの犯歴のある有名人たちだそうです。
アルカトラズの中には通りに名前が付けられていて、中央の通路を『ブロードウェイ』なんて呼んでいたんだそうです。なぜかというと収容されたばかりの囚人がこの通路を歩かされる時、既に収容されている囚人に罵声を浴びせらたり、どんな奴かジロジロ観察されたりしながら歩く姿が、歓声を浴びてブロードウェイを歩くスターさながらだか…なんだそうです。
本当にアメリカ人、こういうブラックジョーク好きだよねぇ…
脱獄不可能な刑務所っていうからみんな独房みたいなところに入れられてるのかと思ってたけど、刑務官に素直で、反抗的じゃ無ければ外のグラウンドで運動する自由もあったんだそうです。
とは言っても、大半は凶悪犯が多かったので隔離された監房に入れられていたり、反抗的な囚人は懲罰房に入れらてたそうです。懲罰房は格子だけじゃなくて、鉄の扉まで閉められて真っ暗。ここでアナウンスガイドで言っていたのは、真っ暗で暇で暇で何をするかというと、ボタンを毟って真っ暗な部屋の中に弾いて飛ばす。それを手探りで探して見つけてはまた弾いて…を繰り返していたんだそう。やだ、そんなの私絶対気がおかしくなる…(◎_◎;)
立っているおじさんの側の柱にレバーがあり、これを上げることでその階の牢屋の扉が一気に開く仕組みになっています。そして脱獄不可能と言われているこの刑務所で、脱獄を図った人たちがいました。曲がった格子の左側が脱獄犯達。右が看守達です。格子を広げる器具を作って脱獄し鍵を奪ったのに、外に出る鍵が開かなくて怒った囚人が看守から銃を奪って発砲する事件が起きたんだそうです。怖いわぁ…
そうかと思えば、スプーンで2年かけて掘り進んで脱獄した人もいたそうです。
模範囚だと警備が甘かったのかな?人形の頭まで作ってカモフラージュしてたんだそうです。この人達は捕まっておらず、行方不明とのこです。うーむ…生きて海を泳ぎきったんだろうか?
こんな島の刑務所にも、面会に来る人はいたようで、面会できる場所もありました。手も握れる小さな穴が開いてました。
外は快晴。
対岸のSFの街がよく見えました。こんな目と鼻の先に凶悪犯が押し込められていたんだなぁ…
さてお土産は何にしようかな?
そう思っていると、おじいさんの前に並ぶ列。何者?説明文を読んだ息子と旦那曰く…ここアルカトラズの元囚人だそう。
このおじいちゃん、かなりの強者で、なんと過去3回他の刑務所から脱獄。とうとう4回目にして脱獄不可能なここアルカトラズに投獄されてしまったんだそうな。しかも23歳からの数年間をここで過ごしたんだそうで…
え?じゃぁその前に3回も脱獄してるんでしょ?この人いったい何したっていうの?! (; ・`д・´)
怖くて子供に聞いてくれとは言えず(;^ω^)
自叙伝にサインして頂きました。当然英語なんだけど…私は読めないけど、息子が将来読むかな?
記念です、記念。
いやぁ~来て良かった。
是非、SFに来る際は寄って損はありませんよ!
2日目後半に続く