クスコ観光して、翌朝4時半にお迎えタクシーがきました。

さぁ!マチュピチュに向けてLet's go!

しかし、運転手さんが走行中にかかってきた電話に出た後、少し走って車は止まってしまいました。なんだろ?と思っていると、正規の道が政府に止められているので通れないと言い出しました。

ええええぇ!?(;゚Д゚)

もっと英語が出来て違う道を知っている人を同乗させるから、後部座席詰めてくださいと・・・もう20キロ近い娘を膝にのせて出発。

ここからが長い一日の始まりでした(;´д`)トホホ

 

同乗者のお兄さんを乗せて車は通行止めの手前まで進みます。

お巡りさんが道を戻れと指示しますが、仲間らしき人からの電話で、もう一本ある道も封鎖されている。と連絡がありました。えーーーー!?じゃぁ今日マチュピチュ行けないって事?!

不安が募ります・・・

しかし、この同乗者のお兄さんが何やら携帯電話の相手とやり取りをして、旦那に何やら話します。マジで?!みたいな反応の旦那。嫌な予感です・・・

降りて通行止めの先まで歩きましょう。

マジでかーーーー!

1キロくらいは歩いたでしょうか?その先に新しい車が待っていました。

はぁ~やれやれ、電車の時間に間に合うのかな・・・

なんて思っていましたが、まだまだ災難は続きます。

新しい車に乗ったけど、お兄さんも同乗するので娘はまたもや膝の上。正直結構ずっしり来てます(笑)そして少し進むと、その先も通行止め。もう今日は無理だな・・・

なんて旦那と話していたら、お兄さんが車を降りて道を探します。田舎道だったから、そのお兄さんは道ではない雑草生い茂る場所まで車を先導し、そしてまた道を探して先導し・・・大丈夫か?これ道じゃないけど!(; ・`д・´)

そんなこんなと進みながら、なんとか通行止めの先の道まで出る事が出来ました!

やったー!万歳ーー!

そして振り返った道は燃えてました・・・Σ(゚Д゚)

後々聞いた話によると、大統領が空港を作ると公約していた話がずーっと延ばし延ばしになっていて、たまたまこの日、その空港を作る話し合いをするはずだったのに、大統領がキャンセルしたそうです。怒った近隣の村の人達によるデモが起こったのが原因で道が封鎖。そして道が燃えていたという経緯だったそうです・・・(´-ω-`)ヤレヤレ

 

でもまぁ、道を越えたし、さぁ行こう!

猛スピードで走ります。電車の時間に間に合うのか?というか、後どれくらい走るのか?全く距離感分かりませんから、お任せするしかありません。自分達の車の前にも何台か猛スピードで走っている車がありますから、きっと同じ目的地のはず。

そう思っていると、一台、また一台と段々消えていきます。

なんだか車は山に向かって走ります。どんどん山に進み入り・・・

断崖絶壁の細い道を進みます。まるで採石場の様な石がゴロゴロ左右にあって、うねった道を進み、もう誰も私達の前を走っていません。ってか、ここ本当に走っていいのー?!凄い険しくて怖いんですけどーーー!?(;゚Д゚)

車の窓から見下ろす川沿いに線路が見えてきました。これだ!でももう時間過ぎてます!電車のチケットを取り直さないといけませんが、なんとか今日マチュピチュには行けそうで、ホッとしました。険しい山を抜けてアスファルトまでもうすぐだ!

そんな時、お巡りさんに止められます。

ええええぇ!?

今日1日でどれでけ災難が続くんだ・・・

あれやこれやと、何やらお巡りさんが言います。お兄さんとドライバーさんも何やら言い返します。暫くして、行ってよし。となったので車はスピードを上げます。

旦那がお兄さんに聞いたところ、あの険しい山は危ないから許可がある車しか走っちゃいけない山なんだそうで、このタクシーは許可証がないけど近道の為に走ったんだだそうです。

・・・やっぱり危ない山だったんじゃん!!Σ(゚Д゚)

 

なんやかんやありましたが、やっとマチュピチュに向かう電車のオリャンタイタンボ駅に到着です。長かった・・・ホテルを出て結局4時間以上掛かりました。降りた際、足が痺れます。20キロ近い娘が狭い車内膝に何時間乗っていたことか!

駅について、お兄さんが替えのチケットの手配を全部やってくれました。その日のマチュピチュガイドさんにも遅れる旨を連絡してくれました。

ありがとうお兄さん!ここまでついてきてくれて本当に助かりました!

お迎えの日も、お兄さんが来てくれるというので心強い。

何度もお礼を言って別れました。

 

オリャンタイタンボ駅のアーケード?です。

お土産屋さんいっぱいです。

ここオリャンタイタンボ自体にもインカの遺跡があるので、駅から少し離れた先にはレストランやホテルなどありました。旅の話が長くなる一方ですが、まだまだ続きます。

続くったら続くんです。

 

つづく