ロマンスグレーがセクシーな

Handsom Guy


服装もダンディで

歌もおしゃべりもとても気が利いて


いつも周りに人が寄り

まさに夜の帝王だった


それは

夜遊びに長けたおかげで女性の扱いに慣れ、

元々の人懐っこさで男性からの信頼も厚い人ってだけだけど



ただ、そんな彼もまた

愛に飢えていた






一目あった時から

お互いに惹かれたんだと思う


でも私には

死ぬほど愛してやまない人がいたのでね(笑)

20歳以上離れた彼には

男性としてというよりは

一種の安心感を覚えていたの


人として可愛いところもあり

一緒にいるのは楽しかった


でも

自分の想いを素直に出さず

相手の想いに触れるのを恐れ

夜の帝王なだけに

夜の世界が彼の意識のほとんどを占めていたんぢゃないかな.....


その実

彼の世界は夜の世界に直結してたもん......



そんな彼のとある誕生日



大勢の人が集まり

たくさんのお祝いが届いた


集まる人は、彼を褒め称え

これからも、彼との友情を大切にしていきたいと言っていた


が.


彼は全く嬉しくなかった


たくさんの人に想ってもらえることに

一握りの感謝もなく

大勢がおめでたいとはしゃぐ中

彼はひとり興醒めしてた



自分を信用していない分

人のことも信用できない彼


外に見せる顔は

完全に彼がこさえた仮面であり

彼の素顔は全く別のものだと

私を除き

集う者に知る者は誰もいなかった



愛に飢え

愛を求め

でも

愛を与えられるに相応しくない人間だ...と

自分にジャッジしていたかのように


充足感を得られないままだった