人生の節目の曲。ようやくの2回目です。

さて、今回の節目ですが・・・


たぶん
私の人生の中で初めて
大きく揺らぐ何かを感じた年だったと思います。


家庭内でも
広島の街でも
日本中でも

私には大きな波が一度に押し寄せてきたような思いがしたんです。
その頃を一番思い出す曲がこちらです。



風 <22才の別れ>







時は1975年。


昭和で言うと50年です。


家庭は両親の不仲がピークで
今思えば精神的に不安定になっていたと思います。

そんな状態だったせいか
クラスに友達がいませんでした。

その年はかの3億円事件の時効にあたる年で
世間も騒がしかったんです。
ロッキード事件もこの年ではなかったでしょうか?(←これはかなり記憶曖昧^^;)

そしてわがカープはこの年初優勝。

父の最愛の母親(私の祖母)が亡くなります。



浮かれたり沈んだり
喜んだり泣いたり
大人の事情を無言で感じたり

なんだかせわしなかったです。



そしてドラマを初めて見たのがこの年。
あの「赤い疑惑」です。


さらに
この年は長姉が中学に入学したことが大きく
私の中に外からの文化が入ってきました。

漫画雑誌や
フォークソング
左の匂いのプンプンする学校行事のプリント。

それまで私の家の中にないものでした。


その頃に聴いた
「22歳の別れ」
「いちご白書をもう一度」
この2曲は私の中では
音楽のルーツとも言える曲です。

映像メディア以外での音楽情報は
たぶんこれが最初だったと思うんです。


私の音楽好きや虚構好きの土台が出来上がったと言えると思います。
そして気持ちの渦の原点もここにあると。


音楽のルーツどころか
私の始まりの曲かもしれません。    名前