今読んでいる村上龍の短編集の中の


「居酒屋にて」に書かれている一節です。




からだや心の境界がわからなくなる。


そういうときには時間的な境界も溶けていくような気がする。




これって


ものすごくよくわかるんです。


その空間が一つに混ざり合っていく感じ。


洗濯機のなかに洗剤を入れたらぶくぶくと泡がたつように


それぞれが別のものなのにそのある瞬間に一体となり別のものを作り出し


それぞれは別のものでなくなる。


感覚がマクロもミクロも無限大に広がっていくような感じです。


言ってみれば少しトランス入った感じですかね。


どんどんわかりづらくなってますね笑





私は大好きな友達がいるんですが


彼女とはかれこれ6年目のおつきあい。


保育園で知り合ったママ友なんで、お互いに仕事してて


休日は子守でなかなか話す機会もなく2年が過ぎ、


彼女が2人めを妊娠し、無事に出産した後、そのときは訪れ


お誘いを受け


おしゃべりの時間を持ちました。


そしたらなんと彼女は私の高校の後輩だということが発覚し、


急接近しました。


その後は一緒にファミリーで動物園へ行ったり、いも掘りに行ったり、


バーべキューに行ったりとかなり楽しませてもらいました。


そして


手紙のやりとりを始めました。


ま、交換日記みたいなものですね笑


毎日が楽しくて仕方なかったです。


そう、ふたりは恋人のようでした。


それも彼女の母上が入院するといったことで立消えになり


その後はゆるくたまにお手紙とイベントに一緒に行く・・・


そんなお付き合いなんですが、


彼女のことは今でももちろん大好きで


なんかあれば話したいって思うんです。


でも、状況的に難しいのでなかなかなんですけど


もし、このまま彼女と話す機会が与えられなかったとして


それでも私は彼女のことを好きだって思ってるでしょうね。


なにかあれば彼女に話したいって思うでしょうね。


時間が関係無いと感じたのは彼女が初めてでした。


会う時間がなくても話す時間がなくても


ずっと友達でいられる。


それは一緒に過ごした時間でも空間でもなく


彼女に対して自分が思う気持ちだけ。


私はそうやって恋心を温めていける人種なんだと


ごく最近知りました。


それが境界を溶かしてしまう感覚と思うんですね。


そばにいると私自身と彼女の区別がしにくくて


いつからそうしてるのかわからなくなる位のフィット感。




今、他にもそんな感覚を持っている人が何人がいます。


やっぱり同じように遠くにいてもそばにいるような感覚で


今までもこれからもそうしているような激しくないナチュラル感。


密かに気持ちいいんですね^^


これが究極の愛なのでは?と思ったりもします。




家族は別の存在なので


そういう感情や感覚のなかに入らないんですけど。


ていうか意識しないのでわからないだけかな。


すっかり空気みたいです。




あ、この話題はいずれまたすることになると思うので


よかったら頭の隅に小さく居座らせてやってください笑       名前