『時間あったら…お茶飲んでく?
でも用事あるみたいだから時間ないかもしれないけど。』


夜、用事があったけれど誘われたのが嬉しくて

『じゃあちょっとだけお邪魔しようかな?』

と、お言葉に甘えてお茶を頂く事にしました。



M『紅茶がいい?コーヒーがいい?』

ハチ『う~ん…どっちも好きだから…じゃMが飲む方で。』


Mの入れてくれるお茶は加減がちょうどよく、美味しいです。
普段から入れ慣れてるからという事もあるかもしれませんが、1番は大好きなMが入れてくれた事がそう感じさせてるのかも知れません。


ハチ『いただきま~す。
あ~美味しい(´∀`)
あったまる~(>_<)ありがとう。』


それからMの仕事探しの話や光熱費の節約についてや…(笑)たわいもない会話をし、Mが録画していた面白い番組を見て笑いながら二人の時間を過ごしました。

何だかんだ一時間程お邪魔し、そろそろ帰る事を伝え、二人で玄関に向かいました。


ハチ『ごちそうさま。ありがとうね』

M『こちらこそありがとう。助かったよ~。』

今日はちょっと両手を広げてみました。

Mはどんな反応をするかな?という思いも込めて…。



仕方ないな という表情のMが一瞬だけ近付いてきました。

完全に気を許した態勢ではありませんでしたが、そんなMを一瞬だけギュッとしました。


サッと私の腕の中から離れるM。


もっとそのままでいたかったけれど、久々のMの感覚はしっかり感じました。


ハチ『じゃ~帰るね。』

M『寒いから見送りしないからね。』

ハチ『え~っ』

M『ハイハイ、そこまでね』

ハチ『うそうそ、寒いから出なくていいよ。』

M『そこまでだから。』

ハチ『寒いから早く中に戻って。外まで出なくていいよ(´ё`;)』

M『え?ここまでだよ?』

ハチ『じゃ、さっさと行くよ~。早く中入ってね。』


ドアの外に立つMに別れをつげ、足早に立ち去りました。
何歩か進んだ所で…ふと振り返りました。


玄関先には…。
私を見送るMの姿がありました。


私が手を振るとMも手を振り返してきました。


ハチ『もういいから早く中入りなって。バイバイ。』


小走りに数m進んだ所でまた振り返ると、まだ私の後ろ姿を見送るMの姿がありました。

手は振らずに笑いながらまた前を向きなおし、進みました。


さすがにもう中に入っただろうと思い、角を曲がる手前で振り返ると


そこにもまだ小さくMの姿がありました。


Mに見える様に大きく手を振り、その場を後にしました。


こんな風にお別れしたのはいつの事だったでしょうか。

私は懐かしい感覚を感じながら帰りました。


数時間後。用事を済ませ、家に向かっていると、Mからお礼のメールが届きました。
私もお茶のお礼を伝え、土曜日が終わりました。


ちょっとだけ、私たちの関係にも変化が起こっているのかもしれません。

春はもうすぐそこまで来ています。
今年も桜を見る時は隣にMが居て欲しいです。