※昨日=土曜日の事

Sさんを送り届け、Mを隣に乗せてMの家へと迎う。

夜中の2時。Mは酔いも手伝って助手席でウトウト。時間も時間なので車もほとんどなく、信号も少ない道を選んだのであっという間に家に着いた。
運転しながら助手席に座るMの寝顔を見ていると…愛しくて抱きしめてチューしたくなった。

『M、着いたよ』
肩を揺すって起こした。
珍しく寝起きが悪い。
『ありがとう。楽しかった~。』
Mは私にハグをした。
久しぶりにギュッとしたちゃんとしたハグ…。
嬉しくて…チューしてしまった。短いけど久しぶりの濃いキス。
Mは受け入れかけて、背中に回していた手を戻し、私の二の腕をギュッと2回掴むと唇を離した…。

そして何事もなかったかの様に私達は別れた。

家に着いた。

Mから当たり障りのないメールが届く。ハグとキスには触れない。

私は敢えて触れてみた。

『気持ちよくて、心地よかった』と。



次の日。
夕方、メールが届いた。

『昨日は楽しかった。お酒がなかなか抜けなかった。今日はゆっくり休めた?』
と当たり障りのないメール。

チューした事にちょっと触れながら私も当たり障りのないメールを返した。

『ハチもよく笑ってたし少しホッとした。ハグしたら どさくさ紛れにちゅう~されてビックリしたけど…』

当たり障りのないメールと一緒に返ってきたコメント。

いつもなら都合の悪い内容にはスルーするのに。
嫌じゃなかった?と一応伺いをたてる。

『嫌っていうか ビックリしただけ?私の事だから嫌なら怒ってるから(笑)
だ~か~ら 気にしないで!』

なんと当たり障りのない返事(笑)ちょっとがっかりしてビックリしただけなんだ~と言ってみる。

『実は…ドキッとしたけどね。私も意地悪だから あえて言わなかっただけ。
でも これ以上は突っ込まないで。』


また…意味深な返事(笑)
もう突っ込めない。

そのあと電話をして…たわいのない話をして…。

そして…
ある意味…覚めた…。
のかもしれない。

完