息子が亡くなった日の夜
パパはこんな事を言い出した
「息子の代わりが欲しい
とは思っていないから」
つまり、3人目はいらない…ってこと
意外だった
パパのことだから、次の子を産んで欲しい
って言うと思ってた
「いいの?」
といっても私は高齢出産ギリギリ
健康に産んであげられるか分からないけど
「いらない訳じゃないけど、ママにばっかり負担をかけさせる訳にはいかないから」
確かに、息子を産んだ時、切迫流産になって
入院するところだった
何とか絶対安静で自宅で過ごして
無事、産む事ができたけど大変な思いをした
「でも、(上の娘)がひとりになっちゃうから
淋しいかと思って…」
「それは、そうだな…」
2人で悩んだ
高齢出産という壁
子育てが40代になるという不安
何より、次産まれてくる子は息子の
代わりでも何でもない全く別の子だ
息子を失った喪失感を埋めるために
産むわけじゃないけど
余計に寂しくなったりしないかな…
分からない……
結局、パパは、私が望むなら
次の子を迎えてもいいって言ってくれた
まぁ妊娠できるかも分からないし
今はそんな気分に全くなれないけど
唯一の救いはパパが私より7歳下で
若いって事
先に歳をとるのは私だから
後のことはパパに任せるよ