ごみ箱の中身

ごみ箱の中身

長い言葉の吐き出しどころ

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曇ってる君の目じゃ
何一つとして正しく見えないだろう
僕も濁ったこの視界のせいで
全部汚く見えて仕方ないな

勝手に飛び込んでくる景色は
僕の都合に合わせて変化して
ぽつりと落ちてく音だけを聴きながら
想像だけで生きていけたらいいのにな
あのとき見たものの形が正しいのか間違っているのか
くだらないこの脳はそればかり

縛られた視界 目の隅のものもらい
邪魔なものが多すぎて 思わずまぶたを閉じるけど
暗中模索 もう何も見えやしないな
一度涙を流せば少しはこの曇りもとれるだろう

濁った視界 目を刺す淡い残像
曖昧なものが多すぎて 見てるだけで疲れるけど
狐疑逡巡 もう何もわからないな
それでも鮮明に焼き付くあの景色は

でももう何もかも見えやしないんだ



殺して閉じ込めたはずの感情が
溢れかえって大洪水
どう処理するかに迷って
飲み干そうとするけどさ
あんまり効果も見えなくて

曇る心にまだもう一度だけ
小さなため息を
すると不思議と駄々漏れの感情も
本音たちも喜んだ


息を吐いた 白かった 気がつけば夜に消えていった
息を吸った 冷たかった 気がつけば涙が溢れていた
真夜中に 目を覚まして 突然襲ってくるあの恐怖
月さえも 目を細めて 堪えられない僕は目を閉じた
温かい 布団の中 僕は独りぼっち夢を見る
不安定な 現実はまだ 生きていくのには苦しくて

見てた夢はなんだっけ?
眩しすぎて覚えてないや
途切れ途切れの断片に
誰かの笑顔とか見えた気がして

耳を澄ました 無音だった 途端に引き戻された現の中
声も出ない 何も吐けない でも少しだけ心地もよくて
ぽつり一人 夜に残されて 構わないと思ってみた
見たい夢を引くまでは
少しだけ夜に繋ぎ止めて
途切れ途切れのこの断片を
あとは少し貼り合わせるだけだから
見てた夢に溺れたいよ
現実を忘れてしまうくらい
それほどにあの温かさは
僕が手にするには眩しくて

「寂しい」とかを飲み込んで生きてみたら
思う以上にうまく生きてこれたから
気がつけばもう溢れるほどに溜まってさ
でもそれを今吐き出すには少し
苦しくて、足りなくて、もうよくて、泣きたくて、もう遅くて

見てた夢はなんだっけ?
眩しすぎて覚えてないや
あの断片に見えた笑顔にはもう
手を伸ばしてみても届かなくて
もう笑えないよ

見てた夢に溺れちゃって
息も苦しくて堪らない
吐いた息は、声は、たちまち
泡となって消えていくし

それでも僕はこの夢に入り浸っていたいと
涙を流しながら
その涙にまた溺れながら
現実はまだ辛すぎるよとだだをこねて
柔らかい日差しに包まれた
ほら、もう朝がきちゃったんだ


夜に溺れて 息を止めて
目を閉じて 耳を塞いで
遮断したこの空間に
溢れるほどの僕の感情

変わる訳じゃないよ 夜は夜だよ
真っ暗闇に飲み込まれそうだ
でも朝は少し 眩しすぎるから
目が眩む前に 閉じてしまえばいい

踏み散らかったここはどこだ
何も見えないここはどこだ
いくらだって溺れてたいと
少しの息苦しささえ心地いい

ひとり 置いていく世界を恨んだ
結局僕は寂しいだけ
ぽつり 吐いた泡はすぐに消えた
それが妙に嬉しくて
何も考えず 夢を待てる



窓の外は色があって
部屋の中にはそれがなくて
誰かの笑い声の残像と
廃れた感情が溢れた

隔離された空間で視界は
あまり役割を果たさないから
もういっそ黒く塗りつぶして
音もないから耳も塞いで
そうすれば
こっちから世界を拒んだようで
世界から拒まれたことも忘れて
少しは気楽に眠れるんだ