米津玄師、新曲、カンパネルラ | さくらのブログ

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両親の介護、愛犬の介護、私の療養など長い期間の中断を経て、再開したバラ、紫陽花、果樹を小さな庭で育てています。
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四季折々の歳時記と忘備録と雑記の小さな私の世界の記録です。

8月5日(水)に米津玄師の新曲が YouTube にアップされました。

米津玄師はボーカロイドの頃から注目してました。

私がアクセスしたのは、アップ13時間後

急上昇#1
すでに190万を超えてた。






曲のタイトルは宮沢賢治の銀河鉄道の夜のジョバンニとカンパネルラから来てるみたい

タイトルだけじゃなく、汽車の中、人々の映像からも


この新曲の中には中原中也の詩も入ってて、「月夜の浜辺」かな、

浜辺のボタンとか

リンドウ(花)とか、

銀河鉄道の夜に出て来て

リンドウの花言葉が「悲しんでるあなたに寄り添う」


数回聞いてから、子供の頃に読んで、たしかアニメも観たことがある宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を改めて読み直してみました。





改めて読んでみると、ほんとうにキツイ

心が苦しくなってしまう

暗いし、究極の自己犠牲。

今思うと、若い頃はこれほど悲しく感じなかったけど

私は自分の子が誰かのために死んで欲しくない

善行なんてしなくていいから、長生きして欲しい





参考までに↓

中原中也「月夜の浜辺

月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際(なみうちぎわ)に、落ちていた。

それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが
なぜだかそれを捨てるに忍びず
僕はそれを、袂(たもと)に入れた。

月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際に、落ちていた。

それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが
   月に向ってそれは抛(ほう)れず
   浪に向ってそれは抛れず
僕はそれを、袂に入れた。

月夜の晩に、拾ったボタンは
指先に沁(し)み、心に沁みた。

月夜の晩に、拾ったボタンは

どうしてそれが、捨てられようか?



この浜辺は鎌倉の由比ヶ浜もと言われてます

愛児、文也を2歳で喪い、この詩を書いた


中也8歳の時には弟が病死してます。

その後、上京後には4歳下の弟も肺結核で亡くなりました。

中也30歳で死去

次男も亡くなっています。


宮沢賢治も37歳で夭折してます。

この時代は結核が猛威を振るい、大切な人を喪うその喪失感は、経験した者達にしか分からない深い悲しみなのだと思います。


現代の私たち人類は多くの疫病を克服してきました。

コロナ禍もやがていつかは共存していけるでしょう

どうかそれまで、一人でも死なないで欲しい

愛する人を亡くした世界中のご遺族にお悔やみ申し上げます