どんな めすねこも ねこの およめさん�に なりたがりました。
 
大きなさかな魚座を プレゼントする ねこも いました。
 
上等のねずみ�を さしだす ねこも いました。
 
めずらしい またたび�を おみやげにする ねこも いました。
 
りっぱな とらもようを なめてくれる ねこも いました。
 
ねこは いいました。
 
「おれは 100万回も しんだんだぜ。いまさら おっかしくて!」
 
ねこは だれよりも 自分が すきだったのです。
 
たった 1ぴき ねこに 見むきも しない
白い うつくしいキラキラ ねこが いました。
 
ねこは 白いねこの そばに いって
「おれは 100万回も しんだんだぜ!」 と いいました。
 
白いねこは
 
「そう。」
 
と いったきりでした。
 
ねこは すこし はらをたてました。
 
なにしろ 自分が だいすきでしたからね。
 
 
つぎの日も つぎの日も ねこは 白いねこの ところへいって いいました。
 
「きみは まだ 1回も 生きおわって いないんだろ。」
 
白いねこは
 
「そう。」
 
と いったきりでした。
 
ある日 ねこは 白いねこの前で 
くるくると 3回 ちゅうがえりをしてリサイクル いいました。
 
「おれ サーカスの ねこだったことも あるんだぜ。」
 
白いねこは
 
「そう。」
 
と いったきりでした。
 
「おれは100万回も・・・・・・。」
 
と いいかけて ねこは
「そばに いても いいかい。」
 
と 白いねこに たずねました。
 
白いねこは
 
「ええ。」
 
と いいました。
 
 
ねこは 白いねこの そばに いつまでも いました。