明日来る? | タンポポの種

タンポポの種

今就活を通してどのような道筋で産業カウンセラーのなるかを様々な視点から考えたことを書いてます。

大学2年の後期
雪が積もっていたからきっと12月ごろかな
施設見学で保育所と、精神疾患を抱えた人たちが生活している
施設に行った。
保育所見学は5歳児を観察し、施設は軽度精神疾患の方々と触れ合った
子ども嫌いな私が施設よりも保育所に行きたくなかった
他の同級生たちは施設に行くことに若干不安を抱えていた
最初に保育所に行くと
もう怪獣たちがいっぱいいて
イライライライライライラ
朝早うからテンションあがらんて…
でもそんなんお構いなしで
ぎゃーぎゃーいってる
もう関わる前から疲れた
近くにいた同級生にも
真里さん、顔、顔、ひきつってるw
って言われたしw
いざモンスターがいるプレイルームへ入ると
モンスターにも伝わったんでしょうね
私の機嫌の悪さ、威圧感
誰一人近寄ってこなーい・v・
わーい
見学とはいえ関わらないですめばそれはそれでいい
でも物好きはいるもので
一人の女の子が
スウェットを引っ張って
お姉ちゃんどこからきたの?
っと話しかけてきた
目線を彼女に合わせて感情をこめずに
大学
と答えると
そうなんだぁ
といって終始私から離れなかった
えーーーーーーーーー
いやいや他にいるよいっぱい
構ってくれる大人が
なんで私
と思いながらも
まぁいっかって思って相手してた
おんぶしてと言われずっとおんぶして
彼女が行きたいところに連れて行った
アッシーでしたよ完全に
ずっと一緒にいるうちに
彼女が結婚したくないと話してくれたり
男の子って馬鹿だからめんどくさいって言ったり
まぁ冷めた女の子だとわかったw
類は友を呼ぶんだなw
でもちゃんと
結婚はしなくても、お付き合いすることは大事なことだよ
って諭しておいた
偉そうにw
彼女は頭が良い
覚えもいい
ちゃんと私の名前を教えると
漢字で書けるようになったし
こんな無愛想でも
似顔絵を書いてくれたりもした
他のモンスターに殴る蹴るダイブという暴行を加えられた時は
やめなよ、困ってるじゃん
っと叱ってくれた
まぁ彼女が言ってくれた後
私に暴行を加えたガキ。。。モンスターを
正座させて
悪いことしたらなんていうの?
って冷静に問いただして
ごめんなさいというまで
解放しなかったけどw
ちゃんと教えないとね
お姉さんは蹴ってもいいんだって思っちゃうからね
怖い思いもさせないとw
その女の子は
医療大にこんなお姉さんいたんだぁ、知らなかった
っていって
来年は小学生になるから
もう会えなくなる、ってさびしそうに言ってた
そんなこと言われても。。。
その子に
素直に生きて、ありがとうとごめんなさいを
ちゃんと言える大人になるんだよ
といった
プレイルームから各児教室に戻る
朝の会の途中で見学時間の終わりになった
邪魔にならないように教室をでようとそっと
動くと
彼女がちらっとこちらを見て
手を振った、真顔で

子どもは嫌い
でもあの子は
どこか自分に似たところがあって
ものわかりも年の割にあった
それが不安だ
ちゃんと素直に育ってほしい
数ある大人から私を選んだあの子は
きっとこの先人とはちょっと変わった生き方をしそうで
もしどこかですれ違ったとしても
覚えていてほしくない
近寄ってきてほしくない



保育所見学に行った次の週に施設へ行った
正直高校までの私は
精神疾患を抱えた人を街中で見ると
嫌悪感を抱いていた
心の中で避けていた
でも、心理を学ぶうちにそういう偏見はなくなった
確かに今でも良い気持ちはしないけど
うわぁって言ってたり態度に出す人を見る方が
イライラする
いい大人がなにやってんのって
何も知らないくせに毛嫌いする資格ねーよ
って
でも所詮は机上の空論
実際に触れ合うことはなかったから
どうなるのかずっと考えてた
ボランティア精神微塵も持ち合わせていなかった当時の私にとっては
良い経験になるとは思っていた

その施設でどうしたらよいかわからないまま
ふらふらとしていると
一人の中学生くらいの女の子が近寄ってきた
その子の診断名は知らない
話をしていくうちに
たまに幻覚が見えたり、パニックに陥ったり
理解するのに時間がかかる、話題が飛ぶなど
そして私をずっと見てくれる、ということが分かった
手をつないでいろんなところに案内してくれたり
私を気にいってくれたみたいだった。
最初目を見て話すことがとても辛くて
しかたなかった
どうしようと思っていたけれど
向き合うことを避けたらいけないと
こちらもちゃんと見るようにした
すると段々と慣れていき
普段と何ら変わりない会話の仕方(自分の気持ちが落ち着いて)で
話せたいた。
その子以外にも関わった人たちもいたけれど
その人その人の個性があった
力になりたいと思った
ここでも見学の時間も終わりに近づいたころ
その女の子に私は
もうそろそろ帰らないといけないんだ
と言った
その子は
帰るの?っと目をじっと見つめてきいてきた
うん。一緒にいてくれてありがとう
と答えると
今度は?明日来る?と言われた
戸惑った、どうやって答えればいいんだろう
結局私は
明日は来れないな、と言った。
すると
じゃあ明後日?と目を見て。。。
もう来ることはないとわかっていてもなかなか言い出せない
少し黙って
わからない。いつか。。。
と言った
いつか、来る。来るの?いつ来るの?明日?
と繰り返す彼女
辛かった。なんて言葉をかけてあげればいいのか
ただ、うん。としか言えないままその場を去った
ばいばい、といって他の同級生たちと帰ろうとした
でもあの子が気になって振り返ってみると
ずっと私を見ていた、無表情で眼だけで私を見ていた

人はできない約束はしてはいけない
今までしないようにしてきた
このような場所で複雑な環境にいる彼女には
絶対してはいけないことだったと
今でも思う
どうしてあのときちゃんと答えてあげられなかったんだろう
もしあの子がずっと自分を待っていたら
そう思うと苦しかった
症状だということは十分にわかっているけれど
なんども
明日来る?と聴き直してくる彼女が
しばらく頭から離れなかった
どれだけの期間かはわからないけど
彼女のことを考えない日はなかった
あの子は今どうしているんだろう
もし今、いやいつか
もう一度彼女に会いに行ったらどうなるんだろう
また同じことを繰り返してしまう気がする
約束は一応は守ったことにはなるのかもしれない
でも、彼女はどう感じるのだろうか
それともなにも感じないのだろうか
自分の気持ちの精算だけで会いに行っては
駄目だ
ちゃんと対応っていうのもおかしいけど
彼女たちに向き合える人間になってから
会いに行くべきじゃないのか



将来精神に何かを抱えている人たちに
白い紙を渡し、できた作品を展示して
いろんな人にいろんな世界観を感じてもらいたい
って考えています
何かを書いたり写し出す作業は
心の動きに関連する
なかなか伝えられない、伝えにくいものを
作品を通して
もっと知ってもらいた
無知なまま毛嫌いする人を少なくしたい

尤もらしいこと書いてるけど
この考えは自分が見出したものじゃない
前のブログで書いた
私が影響を受けた死んだ魚の眼をした人が
こんなようなことを言っていたから
私はただそれに賛同しただけ
でも意思はちゃんとある
その人に対するボランティアじゃない
自分がそうしたいからする
意味のあることだと思うから


彼女は白い紙になにを描くんだろう




んでば